第17回京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching-がやって来た!
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)と京都府の共催により、今年度の「第17回京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching-」が開催されることが決定しました。このイベントは、京都の豊かな映画文化を背景に、次世代の映像クリエイターを輩出することを目的とした重要な企画です。
コンテストの概要
今回の映画企画コンテストは、時代劇や歴史劇に特化したものです。応募者は映画監督やプロデューサーであり、実際に劇場公開を目指す映画企画を提出する必要があります。特に、撮影については太秦のメインスタジオや京都府内での実施を考慮した作品が求められます。
パイロット版制作の権利
コンテストで優れた評価を得た応募作品には、なんと350万円相当のパイロット版(短編)映像制作の権利が授与されます。この映像制作は、京都での撮影を行い、東映や松竹の撮影所による専門的な協力を受けながら進められます。これは、優秀な作品が現実に映像化されるまでの一連のプロセスを体験できる大きなチャンスです。
審査員の顔ぶれ
そして、今回のコンテストで審査を務めるのは、以下の3名の豪華な顔ぶれです:
- - 犬童一心氏:映画監督、代表作に「ジョゼと虎と魚たち」や「メゾン・ド・ヒミコ」などを持つ、現代日本映画界の巨匠です。最新作は人間国宝の狂言師を追ったドキュメンタリーで、2025年夏に公開予定です。
- - 矢島孝氏:松竹のプロデューサーとして多くの名作に関与。最近では南原清隆主演の「引っ越し大名!」や「盤上の向日葵」など、多彩な作品を手掛けています。
- - 和田隆氏:映画評論家でありプロデューサーとしても活躍。映画情報サイト「映画.com」を手がける中心人物であり、映画業界の動向に精通しています。
応募要件と方法
応募に関しては、映画企画制作に必要な他、プレゼンテーションも日本語で行うことが求められます。具体的な応募方法や締切は、公式サイトで確認することが可能です。応募締切は2025年7月15日で、コンテスト本番は2025年10月4日となります。
過去の受賞者の成功例
これまでの京都映画企画市からも、多くの才能が世に出ています。特に、『黒の牛』という作品は受賞作から長編映画化を果たし、国内外の映画祭で高評価を得るなど、成功を収めています。また、他の受賞作品も、国際的な映画祭での受賞に繋がるなど、その実績は目を見張るものです。
結論
今後も映画の新たな才能がこの舞台から誕生することが期待されます。経験豊かな審査員陣のもと、あなたの作品が評価される機会をぜひお見逃しなく、積極的に応募してみてはいかがでしょうか。発表された詳細は、公式サイトをチェックして最新情報をキャッチしましょう!