新たに増刷決定した絵本『さかさま改訂新版』
株式会社学研ホールディングスの傘下にある株式会社Gakkenが、話題の絵本『さかさま改訂新版』を2025年11月14日に増刷すると発表しました。この絵本は、上下どちらからでも読むことができ、一見不思議な構造でありながら非常に深いテーマを探求しています。
独自の構造で人生の教訓を伝える
『さかさま改訂新版』は、上下に配置された絵と文章が特徴で、異なる視点を持つ「火の星」と「水の星」の物語が描かれています。この絵本を通じて、著者は「他者の立場になって考えること」や「視点を変えることで物事の捉え方が変わる」というメッセージを伝えています。
この作品は、現代社会が直面している分断や対立の問題を子どもたちと一緒に考えるきっかけにもなるでしょう。家庭での読み聞かせはもちろん、保育園や幼稚園、小学校での教育素材としても非常に適しています。
次なる発表は待望の新作
さらに、2025年12月25日には、新たな作品『さかさまおとなのいいぶん と こどものいいぶん』の発売も予定されています。この新作も多くの人々にとって楽しみな一冊になることでしょう。
ストーリーの概要
物語は、宇宙に浮かぶ「火の星」と「水の星」の住民たちを描いています。「火の星」では、遊びと働きが好きで、「火のたね」を育む人々が暮らしています。その一方で、「水の星」には海で泳ぎ、本を読み、さまざまなものを創り出すことが得意な住人が住んでいます。
しかしある日、二つの星の間で起こった問題によって、互いに不満や敵意が芽生え、ついには戦争へと発展してしまいます。物語は、視点をどのように変えれば解決できるのかを問いかけます。
多様な読み方と深いメッセージ
約4,000種類の異なる表情を持つ住人たちが描かれ、ページをめくるたびに新しい発見があるのもこの絵本の魅力です。一人で読むことも、友達や家族と一緒に読むことも、物語を考察することも、絵を楽しむことも可能で、様々な楽しみ方ができます。
また、絵本には深いメッセージが込められているものの、読み手が楽しむ要素も満載です。このため、何度も繰り返し楽しむことができ、いつでも新たな視点を提供してくれることでしょう。
絵本の購入情報
『さかさま改訂新版』の定価は1,650円(税込)で、2024年8月1日の発売予定です。詳細や購入については、公式の学研出版サイトやAmazon、楽天ブックスでチェックできます。新作『さかさまおとなのいいぶん と こどものいいぶん』も同様に、2025年12月25日に発売予定で、楽しみが続きます。
ぜひこの機会に、『さかさま改訂新版』を手に取り、異なる視点を楽しんでみてください。この絵本を通じて、家族や友人と一緒に深いメッセージを考える時間を持つことができるでしょう。