香港映画『ラブ・ライズ』が札幌で完成披露イベントを開催
2026年7月7日、香港映画『ラブ・ライズ』(原題:我談的那場戀愛)の日本語字幕版の完成披露試写会が、札幌市のSapporo Business HUBで行われました。このイベントには、監督のホー・ミウケイ(何妙祺)氏が特別ゲストとして参加し、さらには札幌フィルムコミッションのリ・カイ(李嘉兒)氏やロケーションマネージャーの佐藤悠輔氏も登壇しました。
3年越しのロケ地への帰還
このイベントの開催日にあたる7月7日は、実は2023年の札幌ロケ終了日と重なっており、ホー監督はその偶然に運命を感じたと語りました。感慨深げに「この偶然は、おそらく運命だと思っています」と述べ、3年の歳月を経て辿り着いた札幌に特別な思いを寄せていました。
トークセッション:札幌での撮影の舞台裏
イベントの中でも特に注目されたのが、上映前に行われたトークセッションです。ホー監督は、札幌での撮影過程や誘致のきっかけを詳しく振り返り、札幌での短期間のロケをいかに実現したかを説明しました。
リ氏が説明したように、札幌での撮影は、香港フィルマートでの提案からわずか3ヵ月で実現。ロケ地に関する情報を提供し、サポート体制を構築していった過程が印象的でした。その中でも「非常に短いスパンで実現したケースです」と3ヵ月の間に行われた出来事が語られました。佐藤氏によると、撮影は約10日間で行われ、狸小路商店街では夜間の撮影に限界時間との闘いがあったと明かしました。
上映後のQ&Aセッション
映画が114分上映された後、ホー監督が登壇。観客とのQ&Aセッションが開催され、監督はユーモアたっぷりにさまざまな質問に答えていきました。
特に印象に残ったのは、札幌市電のシーンに関する質問に答えた際のこと。最初はJR車両での撮影も検討していたそうですが、「列車では速すぎる。市電のゆったりとした時間の流れがふさわしいと確信した」と語りました。雪で知られる札幌の冬ではなく、新緑の季節を選んだ理由についても言及。「香港映画が札幌を撮るときは、たいてい雪景色を狙う。しかし今回は暖かく、晴れやかさを撮影したいと思った」とスチル写真に表現されたフランスの花畑のようなシーンも、実は札幌で撮影されているとのこと。
温かい拍手に包まれる会場
監督は最後に、「札幌での撮影は神様からのギフトでした。札幌の皆さんの協力がなければ本作は成立しませんでした」と感謝の思いを語り、会場は温かい拍手に包まれました。
公開に向けたプロモーション
東京での公開に向けて、札幌ではプロモーションがさらに加速する予定です。札幌フィルムコミッションの協力により、7月末から24駅でのタイアップポスターの掲示や、予告編の放映が行われることも発表されました。
最後に
香港映画『ラブ・ライズ』は、9月4日より全国で順次公開される予定です。本作が札幌で生み出した感動の背景には、監督やスタッフ、そして地元の人々の強いサポートがありました。映画がどのように観客に届くのか、今後が楽しみです。