松屋フーズHD、松富士子会社化
2025-12-15 16:06:26

松屋フーズHD、ラーメン事業を強化するため松富士を完全子会社化

株式会社松屋フーズホールディングス(以下、松屋フーズHD)は、関東を中心にラーメンの直営店を展開する株式会社松富士の全株式を取得し、完全子会社化することを発表しました。この動きは、外食市場の回復を背景にした成長戦略の一環として位置づけられています。 外食業界は近年、個人消費の増加やインバウンド需要の拡大が進む一方、原材料費や人件費などのコスト上昇、為替変動という不安定要素も抱えています。そんな中、松屋フーズHDは「マルチブランドの推進」と「収益構造の高度化」を重要な中長期戦略として掲げており、今回の松富士の子会社化はその一環としての重要なステップです。 松富士が展開するラーメンチェーンは、全9ブランド・120店舗(2025年11月時点)を誇り、特に「六厘舎」などの旗艦ブランドは東京駅や羽田空港といった主要立地で高い人気を誇ります。これらのブランドは、確固たる顧客基盤を築いており、来店促進に寄与するブランド力があります。松屋フーズHDは、松富士の強力なブランドと店舗運営のノウハウを活用して、さらなる成長を目指しています。 松富士は、関東でのラーメン市場において、質の高い商品提供を実現するために中央キッチンを利用した衛生管理や商品開発に注力しており、通販市場でものびしろがあると考えられています。このような松富士の強みと、松屋フーズHDが培った新規出店のノウハウや物流網、データ活用の能力を組み合わせることで、相乗効果が期待されています。 松屋フーズHDは、今年7月に新たにラーメン業態「松太郎」の出店を開始しており、今回の松富士の完全子会社化によって、店舗数が大幅に増加し、牛めしやとんかつに続く新たな事業の柱としての成長が期待されています。 今後、松屋フーズHDは、ブランドごとの特性を活かした戦略を推進しつつ、全体の企業価値をさらに高めるための努力を続けていくことでしょう。ラーメン業態への本格進出が成功すれば、消費者との接点が増え、持続的な成長と収益性の向上が実現すると期待されます。 松富士は、グループの一員として、今後の店舗展開や新規商品開発においてさらなる躍進を目指します。株式会社松富士は、設立から少しの間でしっかりとした基盤を築いており、その成長性からも今後の動向にますます注目が集まることでしょう。


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