バンダイナムコがMillion Productionに出資
株式会社バンダイナムコエンターテインメントが、スタートアップ投資ファンド「Bandai Namco 021 Fund」を利用して、新たに法人化されたVTuber事業の企業、株式会社Million Productionに出資しました。この出資は、バンダイナムコグループの新中期計画に基づき、主に新しい知的財産(IP)を生み出すことを目的としています。
Million Productionとは?
Million Productionは、2024年に設立されたVTuberプロダクションです。今、彼らが展開する内容は、キャラクターの創造や多角的なコンテンツの発信であり、特にZ世代を中心に支持を集めています。彼らの主力VTuberである「甘狼このみ」は、動画配信プラットフォームで約70万人の登録者を抱えており、歌やイラストなど多彩な才能を持つVTuberたちが数多く所属しています。
若者を魅了する存在としての確立したイメージは、今後のさらに広がりを見せることでしょう。岡崎社長は「これからどのように新しいエンターテインメントを展開していくかが鍵です」とコメントしています。
021 Fundの役割と目指す未来
「Bandai Namco 021 Fund」は、新しいIPの創出やエンターテインメントビジネスの発展を促進することを目的に設立されました。このファンドは、特にゲーム開発スタジオとの連携を強化し、国内外の企業とも協力しながら、エンターテインメント領域での新たな柱を築いていこうとしています。
出資の対象は、プレシードからレイターステージまでの成長段階にある企業で、投資規模は総額60億円を超え、チケットサイズは数千万円から3億円まで多岐にわたります。このように、幅広いステージの企業を支援することで、バンダイナムコグループ全体の活性化を図る戦略を進めています。
今後の展望
今回の出資を通じて、バンダイナムコグループは自社の資源やノウハウを活用し、多様なIPを持つエンターテインメントコンテンツを展開していく方針です。企業の代表者は「ファンやビジネスパートナーの皆さまと共に、世界中にエンターテインメントを届けていきたい」と語り、より多くの人々に楽しんでもらえるようなコンテンツ制作に努める姿勢を示しています。
株式会社Million Productionの基本情報
Bandai Namco 021 Fundについての詳細
今回の出資発表は、バンダイナムコの次なる一手として、VTuber業界における革新をもたらす可能性を秘めています。今後の展開が非常に楽しみです。