伝説のウルトラマンシリーズが新たに蘇る!
2025年5月22日、講談社から待望の『テレビマガジン特別編集ウルトラファイト&昭和ウルトラマンシリーズ秘蔵スチール集』が発売される。この本は、ウルトラファイトを中心に、昭和のウルトラマンシリーズ全6作品の秘蔵写真をふんだんに収録した一冊で、ウルトラマンファンやコレクターにとっては見逃せないアイテムだ。
『ウルトラファイト』とは?
そもそも『ウルトラファイト』は何か。1970年9月から約1年間放送されたこの番組は、ウルトラマンやウルトラセブンのヒーローたちによるバトルシーンを集めた企画でスタートした。しかし、放送が好評を博したため、新たにエピソードを制作することになり、斬新な「新撮影編」が生まれた。そこで、この新撮影編の魅力を伝えるため、3つのスリリングな裏話を紹介する。
1. ド迫力の泥だらけバトル!
『ウルトラファイト』の収録は、神奈川県川崎市のよみうりランド近くの造成地で行われた。当時はミニチュアセットを用いたり、撮影後の合成処理は行わず、ウルトラセブンと怪獣たちが実際に泥まみれになり、肉弾戦を繰り広げる様子は、リアルさを追求したものとなっていた。従来のウルトラマンシリーズとは一線を画す、ワイルドで迫力満点のバトルは特に目を見張るものだった。
2. アトラクション用のスーツがもたらす魅力
使用されたスーツの多くは、遊園地のアトラクション用に製作されたもので、美しさよりも可動性が重視されているため、独特の「ゆるキャラ」風のデザインが施されている。このユルさは、人間味あふれる魅力を創出し、ウルトラマンシリーズとの違いを際立たせていた。特に、『ウルトラマン』第22話で登場するテレスドンのスーツは、激しいバトルによる形状変化で、更に独特の地位を築いている。
3. お宝映像の「怪獣死体置場」
本集には、円谷プロの「怪獣倉庫」が舞台となるエピソード「怪獣死体置場」が収録されている。このエピソードでは、ウルトラヒーローと怪獣のスーツが保管されていたかつての倉庫内部を見ることができ、貴重な映像となっている。しかし、残念ながらこのフィルムの写真は本書には収録されていない。
昭和ウルトラマンシリーズの秘蔵写真も充実
また、本書の魅力は、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』の各作品の新発見となる写真が多数収められている点だ。全60ページ以上に及ぶボリュームで、ファンにとっては驚きの内容が待っている。
たとえば、『ウルトラセブン』第39話のロケ現場でのガッツ星人の未公開写真が収められたことは、特に貴重だ。このように、大島康嗣カメラマンが撮影したスチールが初めて公開されたことでファンにとっては嬉しいサプライズだ。
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この『テレビマガジン特別編集ウルトラファイト&昭和ウルトラマンシリーズ秘蔵スチール集』を手に取ることで、ウルトラファイトや昭和のウルトラマンシリーズの新たな魅力を再発見することができるだろう。発売日は2025年5月22日、定価は4950円(税込)。興味のある方は、ぜひ書店やネットでチェックしてほしい。