次期NHK会長に井上樹彦氏が任命される
2026年1月25日付で、次期NHK会長に井上樹彦氏が就任することが本日、経営委員会にて正式に決定しました。井上氏は、現在NHKの副会長を務めており、次の任期を3年間にわたって引き受けることになります。前任の稲葉延雄会長は、任期満了に伴い2026年1月24日をもって退任することが発表されています。
井上樹彦氏は、昭和32年7月4日生まれで福岡県出身。早稲田大学の第一文学部を卒業後、昭和55年にNHKに入局しました。彼のキャリアは、報道局や編成局を中心に、多岐にわたる部門での経験を蓄積されてきました。
経歴の概要
井上氏のキャリアは、長崎放送局での報道部に始まり、報道局取材センターでのさまざまな役職を経て、政治担当の記者や部長としても活躍しました。特に、平成20年からは編成局キャンセル長として、全国放送の編成方針を見直し、改革を進めてきました。
また、彼はNHKアイテックの代表取締役社長や放送衛星システムの社長を務めるなど、技術領域でも多くの実績があります。2022年には、放送衛星システム特別主幹としても活躍し、革新に向けた貢献が期待されています。
新たな挑戦に向けて
新会長としての井上氏は、放送業界の激しい変化に直面しながら、NHKの伝統を守りつつ新たな革新にも挑戦する必要があります。視聴者ニーズの多様化やデジタル化といった課題を解決するために、これまでの経験を活かし、さらなる進化を目指していくことでしょう。
井上氏の就任によりNHKがどのように変化するのか、その動向から目が離せません。新体制のもとで、視聴者との接点を強化し、信頼されるメディアとしての役割を再確立していただきたいと期待しています。
新会長の下で、NHKがどのような未来を築いていくのか、これからの展望が非常に楽しみです。