新東宝キネマノスタルジアが名作映画2本をDVD化！

新東宝キネマノスタルジア、名作映画のDVD化

新東宝キネマノスタルジアより、映画ファン垂涎の作品『惜春』と『愛の星座』が2025年11月5日に初のDVD化を迎えます。この2本の映画は、それぞれ異なるテーマと魅力を持ち、日本映画界において重要な位置を占めてきました。これを機に、彼らの歴史を振り返ることができる絶好のチャンスです。

『惜春』：心に響くロマン

『惜春』は、木村恵吾の唯一の演出作品として知られ、特有のジャンルを確立しました。彼は1940年代から映画作りに携わり、特に「狸御殿」の成功により名声を得ました。この映画は彼自身のオリジナル脚本を基にし、男女の遅すぎた運命の出会いと決断を描いています。主演の上原謙と山根寿子は、その美男美女のコンビで観客にしっとりとした大人の恋愛を見せており、忘れがたい印象を残します。

映画に登場する笠置シヅ子のパフォーマンスや、彼女の人気歌唱シーンも、作品に華を添えています。1952年に公開されたこの作品は、今でも多くの人に愛され続けています。特に、木村恵吾のクラシカルな演出により、胸を打つ名シーンが生まれました。懐かしい時代を振り返りながら、心の奥に記憶が刻まれるような作品です。

作品概要

- 制作年：1952年
- 監督：木村恵吾
- 引き：上原謙、山根寿子、笠置シヅ子

『愛の星座』：子供たちの心を描く

次に紹介する『愛の星座』は、児童文学作者として名高いわだよしみが脚本を手掛けた感動的な作品です。この映画は、貧困に苦しむ子供たちとそれに寄り添う教師の姿を美しく描き出します。子供たちの痛みや希望を詩的な表現で映し出し、見る者に感動を与える本作は、1957年に初公開されました。

主演の木崎伸子は当時の若手女優であり、映画の中で子供たちへの思いやりを持つ教師を演じています。彼女の魅力的な演技により、多くの人々の心に残る作品となりました。物語は、貧しい家庭で育つ子供たちが抱く夢や希望、そして彼らを助けようとする教師の奮闘を描いています。