ファンの支えを形にするBEAMINGの新たな挑戦と未来のビジョン

BEAMINGが推し活IDビジネスで新たな世界を拓く

株式会社BEAMINGがNTT西日本の主催する事業共創プログラム「Spark-Edge For Next Challengers」に参加し、ファンが報われる環境の構築に向けて動き出しました。近年、ライブエンタメ市場が急成長する中、推し活文化はますます広がりを見せていますが、同時にチケットの高額転売や当落の不公平感といった問題が顕著になっています。これに対抗する形で、BEAMINGはファンの貢献をデータとして活用し、応援するファンが報われる仕組みの実現を目指しています。

「推し活IDビジネス」とは？

今回の共創プログラムでは、BEAMINGが展開するファンダムプラットフォーム『STAN』のデータをもとに、ファンの熱意を可視化することで、応援行動が正当に評価される環境を作り上げます。「推し活IDビジネス」は、ファンダムを通じてファンの経済活動を活性化し、ファンが自発的に行う応援活動を支援するものです。これは、ファン同士が協力しながら自分たちの好きなアーティストやキャラクターを支える新しいかたちであり、感情と経済の交わりを実現する可能性を秘めています。

システムの具体的な流れ

この共創の進め方には、以下の3つのステップが設定されています。

1. 貢献データの可視化: まずは、STANが保有する応援行動ログや経済活動ログ、SNSのコミュニティデータを解析し、ファンの熱量や貢献度をスコア化します。

2. フェアなチケット・リワード体験の実証: 可視化された貢献スコアを基に、特典配布や抽選システムなどを研究し、ファンが確実に報われる仕組みを実証します。

3. データドリブンなファンダム文化の創出: 将来的には、推し活データを社会的資産とし、アーティスト、ファン、企業、自治体が協力して新しいファンダム文化を形成する基盤を確立します。

BEAMINGとNTT西日本の未来

NTT西日本の「ファンが安心して推し続けられる世界」というビジョンに共感し、BEAMINGは「全力で応援するファンが報われる世界」を実現するための取り組みを強化しています。代表取締役社長の次呂久博幸氏は、「見返りを求めて推し活をするわけではありませんが、ファンが努力することが評価される社会を作りたい」と語ります。

今後は、両社が実証結果に基づいて、新しいチケット販売システムやファンクラブ、ECサイトなどを構築し、「推し活ID」を共通基盤とした新たなプラットフォームを開発することを目指します。これにより、日本発のフェアで幸せな推し活文化を世界に発信する未来が期待されています。