新潮社、130周年を記念して新たな美術・工芸スペースを開設
新潮社は2026年に創業130周年を迎え、その歴史を振り返る機会として新たな美術・工芸のギャラリー棟「soko」を開設します。このプロジェクトは、新潮社の既存の倉庫を改装したもので、設計は著名な建築家・中村好文氏が手掛けています。所在地は、地下鉄東西線神楽坂駅から徒歩2分の立地で、商業施設「la kagū」も隣接しています。
新潮社の歴史と倉庫の重要性
新潮社は1896年の創業以来、長い歴史を持つ出版社です。大正2年から神楽坂で出版業を行っており、仲間とともに文化を支えてきました。本館と隣接する倉庫は1959年に建立され、現在では文化財として登録されています。この倉庫は、出版業の隆盛を支え、新刊500万冊を収容することができる構造を持っていました。しかし、出版業の変化により、役割は次第に縮小し、約30年間使用されていませんでした。
「soko」の設計と内容
「soko」では、創業130周年にちなんで、昭和の出版倉庫の魅力を体験できる場となっています。内装はコンクリートによるシンプルなデザインで、建物には厚い梁が無数に走り、過去の職人の技術を感じさせるデザインが施されています。この空間では、青花室の関連事業も行われ、展覧会や食文化のイベント、工芸に関する講座などが予定されています。
青花室の活動と新たな展開
青花室は2014年に設立され、主に工芸品の展示と関連するイベントを行っています。特に、故・坂田和實氏の美学を受け継ぎ、工芸品を通じて「なんともないものこそ美しい」の思想を広めています。「soko」では、会員同士の親交を深めつつ、工芸的心性を探求し、ご来館いただく皆さんとともに歩んでいくことを目指しています。
開館記念イベントとアクセス情報
新潮社倉庫sokoの開館は2026年3月27日を予定しており、一部は予約制となる予定です。開館時間は11時から20時まで、毎月第3水曜日と年末年始が休館日です。来館を考えている方は、この新たな文化体験をお楽しみにしてほしいと思います。
まとめ
新潮社の歴史ある出版倉庫がギャラリーに生まれ変わる「soko」は、美術と工芸を愛する人々に新たな出会いの場を提供することとなります。これを機に、出版と美術の融合を図った新たな活動にご期待ください。