保育改革の新たな道を示す有松徹の初著書『常識』を手放したら

保育改革の新たな視点を提案する著書

2025年8月30日、社会福祉法人ヒトトナリの理事長である有松徹氏が、初の著書『「常識」を手放したら、保育が変わった〜子どもの主体性を引き出す保育の力〜』を出版します。この本では、一斉指導型から子どもの主体性を重視した保育への変革プロセスが詳述されており、子ども、職員、保護者が共に幸せになれる組織作りを目指す内容となっています。

書籍の背景

現在、保育業界では「子どもの主体性」が重視されています。しかし、この取り組みを実践するには、保育士全員がその理念を理解し、共有する必要があります。そこでつまづく事例も少なくなく、保育業界全体で改革が進んでいないのが現状です。有松氏は、これまでのヒトトナリにおける経験を本書にまとめることで、同じ悩みを抱える職員や法人の導きになればと考えました。

主なコンテンツ

本書は以下のような内容に触れています。

- 第1章：保育業界で抱いた違和感

保育が抱える現状への疑問から始まり、その中で何が問題なのかを解説します。

- 第2章：理想の園に出会って

有松氏が理想とする保育環境との出会いのエピソードを語り、そこから得た教訓を紹介します。

- 第3章：子どもの主体性を尊重する

子どもの自己決定権を重視した保育方法について具体的な例を挙げています。

- 第4章：「あなたの幸せは私の幸せ」を実践できる保育園へ

職員、子ども、保護者の三者が幸福を分かち合うための具体策が提言されています。

誰がこの本を読むべきか

この書籍は、以下のような人に特にお勧めです：

- 保育施設や福祉施設でマネジメント業務を行っている方
- チーム運営や人材育成に難しさを感じている中間管理職の方
- 一斉指導型からの保育の転換に悩んでいる方
- 組織の改革を希望するが、手の付け方がわからない方
- 理念と現実のギャップに葛藤している福祉関係者

著者について

有松徹氏は、福岡教育大学を卒業後、小学校教員として勤務し、その後、様々な保育関連の職に就いてきました。理事長としての役割を果たす中で、数々の社会福祉法人の理事や評議員として地域貢献にも努めています。彼の理想とする保育環境を実現するためには、試行錯誤を重ねる必要があり、この本にその思いが詰まっています。