絵本『おとしものあずかりしょ』がフランス児童文学賞を受賞！

絵本『おとしものあずかりしょ』の魅力

2025年6月14日、株式会社秀和システムから新たな絵本『おとしものあずかりしょ』が登場します。この作品は、第29回フランス児童文学賞の幼児部門でグランプリを受賞した優れた作品です。著者は、絵本作家でありグラフィックデザイナーの渋谷純子さん。この絵本は、素敵な物語が描かれた作品であり、親子で楽しむのにぴったりです。

物語の背景

物語は、村の「落とし物預かり所」で働く犬を中心に展開します。イヌのもとには、様々な動物たちが訪れ、それぞれの落とした物を探し求めてきます。家をなくしたナメクジ、マフラーを失くしたネコ、そしてセーターを見失ったヤギなど、不思議で可愛らしいキャラクターたちが次々と現れます。

この絵本の魅力は、ページをめくるごとに動物たちが意外な形に変化する点にあります。例えば、ナメクジはカタツムリになり、ヤギはヒツジに。読者は物語とともに思いがけない展開に驚くことでしょう。

絵本のビジュアルとメッセージ

渋谷純子さんが描くイラストは、柔らかいタッチで、見る人に温かさを与えます。物語はシンプルながら、動物たちの変身を通じて、友情や助け合いの大切さを伝えています。親子でこの物語を尋ねながら、動物たちの冒険を一緒に楽しむことができます。

獲得した賞と著者について

渋谷純子さんは、1997年前には建築設計に従事し、その後2005年からフランスに在住し、絵本作家としての道を歩むようになりました。本作で受賞したフランス児童文学賞は、彼女の創作力が高く評価された証です。

また、翻訳者である島津やよいさんは、国内外の様々な作品を翻訳してきた経験を持ち、本書でもその技術が生かされています。