香港の自由を求めて
2025-11-18 12:13:48

香港の自由を求める市民の声を映した映画上映会を開催

香港の自由を求める市民の声を映した映画上映会を開催



12月12日(金)、公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本の主催による映画『香港、裏切られた約束』の無料上映会が、日本教育会館で行われます。今回の企画は、12月10日の世界人権デーを記念したもので、香港の現状と人権問題に焦点を当てています。

香港での自由や権利が脅かされている現在、この映画イベントは特に重要な意義を持っています。2019年の「逃亡犯条例」改正提案を契機とした大規模抗議運動以来、香港における言論や結社の自由は著しく制限され、多くの市民や活動家、ジャーナリストが逮捕される事態が発生しています。かつて「一国二制度」の理念の下で高度な自治を享受していた香港の市民達は、今や自由を奪われる危険な状況に直面しています。

映画『香港、裏切られた約束』は、監督であるトウィンクル・ンアン氏が、激動する香港の街の中でカメラを手にし、自由のために声を上げ続ける市民の姿を記録したドキュメンタリーです。彼女はパティシエとして働く一方で、抗議活動の現場に身を投じ、押し寄せる催涙ガスや放水銃といった危険に立ち向かっています。
この作品は、自由を求めて戦い続ける市民の情熱と、彼らが払った犠牲を鮮明に描き出しています。上映前には、香港の歴史や現状についての解説が行われ、今の香港で何が起きているのか、どのようにして人権が侵害されているのかを理解する手助けとなることでしょう。上映後には、参加者が疑問を抱くことができるQ&Aセッションも設けられており、これを通じて人権や自由について深く議論する良い機会となります。

会場では、香港人ジャーナリスト・クレ・カオル氏による写真展『香港、消された声』も同時開催されます。抗議活動の中で捉えられた生々しい表情や、自由を求める市民の勇敢な姿が展示され、視覚的にもその影響力を理解することができます。この展示は12月6日から14日までの期間、自由に入場可能です。

この上映会と写真展を通じて、香港の自由のための闘いに思いを馳せ、私たち自身の人権をどのように守るべきかを参加者全員で考えたいと希望しています。特に、このイベントが開催される12月10日は世界人権宣言の採択を記念する日であり、人権の価値を再認識する良い機会でもあります。

イベント詳細


  • - 日時:2025年12月12日(金)18:15〜21:15(開場17:45)
- 18:15〜事前解説
- 18:45〜映画「香港、裏切られた約束」上映
- 20:45〜質疑応答
  • - 場所:日本教育会館3階一ツ橋ホール(神保町駅徒歩5分)
  • - 参加費:映画上映、写真展共に無料(カンパ歓迎)
  • - お申し込み:事前予約が必要

このイベントへの参加は、人権問題を考える良い機会です。まずは、事前予約を行い、ぜひご参加ください。私たち一人一人の力が、自由と正義を守るための第一歩となります。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 香港 人権 アムネスティ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。