博報堂DYメディアパートナーズが新たに展開する広告運用メニュー
東京・港区に本社を置く株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、画期的な広告運用メニューとして、TBSテレビと提携し、「Target Impression保証メニュー」の提供を開始しました。この新たな取り組みは、広告主のニーズへの対応と市場環境を考慮したものであり、段階的に適用範囲を広げる予定です。
Tele-Digi AaaSとは
「Tele-Digi AaaS」は、博報堂DYメディアパートナーズが提案する次世代型広告モデルであり、広告効果を最適化し、広告主の事業成長に寄与することを目的としています。このメニューを通じて、テレビ広告とデジタル広告を一元的に管理し、効率的な運用を実現させていきます。
具体的には、地上波テレビ広告のターゲット視聴率を「Target Impression」に変換し、放送局が保有するTVerのコネクテッドTV広告枠との運用を統一します。この統合によって、広告の露出目標が確実に達成されることを目指します。
キーポイント1: 常時モニタリング
本メニューでは、Tele-Digi AaaSを通じて地上波テレビ広告とコネクテッドTV広告の実績を常にモニタリングし、統合管理を行います。このアプローチにより、キャンペーン期間中の広告露出目標を確実に達成可能にします。広告主にとっては、高いROI(投資対効果)が期待できる運用となるでしょう。
キーポイント2: リアルタイムオペレーション
AaaSでは、地上波テレビ広告とコネクテッドTV広告の枠を連携させ、リアルタイムでの広告配信をオペレーションします。これにより、複数の放送局を横断した広告バイイングを行い、広告枠の運用を最適化することを狙っています。
キーポイント3: 連携の拡張
例えば、日本テレビと連携することで提供される「アドリーチマックス プラットフォーム」と「AdRM-API」を利用し、2025年4月からはさらなるオンライン接続も実施予定です。これにより、TBSテレビだけでなく、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京などの他の放送局とも連携を深め、ネットワークを拡大していきます。広告効果の最大化と運用効率の向上を実現・推進するための計画が進行中です。
今後の展開
今後も博報堂DYメディアパートナーズは、広告の効果を最大化するために、さまざまなメディアや放送局との緊密な連携を進めていく方針です。本取り組みを通じて、広告主の事業目標の達成とメディアの広告価値の向上に貢献できることを目指しています。2024年9月にはフジテレビにおいてテスト運用を実施する予定であり、その結果に基づき準備を進めていくとのことです。
この新しい広告運用メニューは、広告業界におけるデジタルトランスフォーメーションの流れを受けた重要なステップであり、今後の広告市場における成長を加速する期待が寄せられています。