目覚めの時が変わる!『午前7時の朝ごはん研究所』が料理本大賞に輝く
最近、忙しい毎日の中でなかなかゆっくりと朝食を取ることができないという声をよく耳にします。そんな中、『午前7時の朝ごはん研究所』が発表され、料理レシピ本大賞2025の料理部門に入賞しました。この作品はシリーズ累計15万部を記録しており、昨年の『23時のおつまみ研究所』に続く快挙です。
新たな朝食習慣を提案する一冊
著者である料理研究家の小田真規子さんと人気漫画家スケラッコさんによるこの本は、朝食が持つ重要性に焦点を当てています。多くの人が「何を食べたらいいのかわからない」と悩む朝ごはん。しかし、その答えは私たちの体の中に隠されているかもしれません。睡眠によって失われる栄養素やエネルギーを補うために、自分自身の体の声を聞くことが大切だと提示しています。
朝食こそが、私たちの身体を蘇らせるための大切な「ピース」であるというメッセージが伝わります。特に、朝起きた直後に感じる体の状態に合わせたレシピが、多様にアプローチされています。
簡単で美味しい、時短レシピが充実
『午前7時の朝ごはん研究所』では、朝の貴重な時間を短縮しながらも美味しい料理を楽しむための時短レシピがいくつも紹介されています。トースト、サラダ、おにぎりといった定番の朝食アイテムが、わずかな工夫で新鮮な料理に変わることを実証しています。そして、ほとんどのレシピが5分以内で完成することは、時間に追われる毎日にはぴったり。忙しい朝でも、これなら実現可能です。
朝ごはんの精度を上げる実験的なアプローチ
著者は、読者に「黄身が決壊しない目玉焼きの焼き時間」といった具体的な調理に関する疑問を通じて、研究という視点から深く掘り下げたレシピを提案しています。料理本としての楽しさと、実験的要素が組み合わさったこのアプローチは、読者の興味を引きつけることでしょう。
ストーリーを通じて知識が自然に身につく
スケラッコさんが描く漫画部分では、60代の一人暮らしのテツロ―さんが朝ごはんを求めて喫茶店を訪れるストーリーが展開されます。この漫画を読み進めるにつれて、朝ごはんに関する知識や料理の楽しさを自然に学べる内容となっており、誰もが楽しめる構成です。
認められた魅力と価値
『午前7時の朝ごはん研究所』は、選考委員からも絶賛の声が寄せられています。料理研究の新たな視点を誘い、毎日の食事を楽しむためのヒントをすぐに実践できる内容が喜ばれています。この一冊が、食事に対する意識を変えてくれるかもしれません。
著者からのメッセージ
小田真規子さんは、今回の受賞について「多くの皆様にご評価いただき、大変光栄です」とコメント。朝食習慣を見直し、健康的な生活を提案する「研究所シリーズ」を引き続き支えてほしいと願っています。
書籍詳細
- - 書名: 『午前7時の朝ごはん研究所』
- - 著者: 小田真規子 / 絵・マンガ: スケラッコ
- - 定価: 1540円(税10%込み)
- - 発売日: 2024年5月
- - 書誌ページ: ポプラ社
朝の時間を大切にしたい人や、健康的な朝食習慣を身につけたい方には、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。