コネクテッドTVにおける視聴傾向の新たな分析
REVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS)の最新の調査結果が、コネクテッドTV活用による視聴行動の傾向を明らかにしました。人体認識技術を駆使した同社は、家庭に設置した機器を通じて視聴者の注視度を測定。2026年に配信された人気OTTコンテンツについての分析が注目されています。
人気コンテンツの注視度
今回の分析対象には、Netflixの『九条の大罪』と『地獄に堕ちるわよ』、Prime Videoの『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』が含まれています。それぞれの注視度は、以下の通りです。
- - 『地獄に堕ちるわよ』:59.3%
- - 『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』:55.4%
- - 『九条の大罪』:54.2%
これらは、各動画サービス平均の注視度を大きく上回る数値であり、特に『地獄に堕ちるわよ』の高い注視率が目立ちます。これは、視聴者が意識的に選び抜いたコンテンツを楽しむ傾向が強いOTTならではの現象と言えるでしょう。
空間に生きる独占的な魅力
オリジナルコンテンツは、そのプラットフォームでのみ視聴可能な特別感が視聴者の目的意識を高める要因となります。特に、地上波テレビではなくOTTを利用することで、視聴者は自身の興味に合った作品を選びやすく、結果として高い注視度を示すことが分かります。
属性別視聴動向
次に、各コンテンツの視聴属性について詳しく見てみましょう。
『地獄に堕ちるわよ』の魅力
この作品は、占い師・細木数子の人生を描いたもので、高齢女性(F3層)から特に注目を集めました。彼女がテレビで活躍していた2000年代を知る層からの支持が背景にあると考えられます。過去の時代を振り返りながら、自身の経験と重ね合わせることで、強い感情的なつながりが生まれたのかもしれません。
『九条の大罪』の社会性
次に、『九条の大罪』ではF1(女性20~34歳)の注視度が印象的です。作品の泥臭いアングラな世界観は、SNS世代である若い女性に響く現代社会の歪みを描写しているため、共感が得られたのでしょう。また、人気の若手俳優の起用も影響していると考えられます。
『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』のノスタルジー
『北斗の拳』は、1980年代の超人気作品で、特に男性50歳以上の層からの注目が高まりました。懐かしい思い出に浸りながら、最新の映像技術で蘇った作品に対し、期待を裏切らない内容が多くのファンの心を捉えたのです。
結論と今後の展望
この調査では、特定のOTTオリジナルコンテンツが、その特異な魅力によって視聴者実態を変化させていることが明らかにされました。従来の地上波テレビとの比較が難しかった視聴データも、注視度という共通の尺度により客観的に捉えられるようになっています。
今後は、冬季オリンピックやWBC、サッカーワールドカップなどの国際スポーツイベントがOTTプラットフォームを通じて広く配信されることから、更に視聴データを活用する機会が増えそうです。これにより、OTT業界の戦略的な発展が期待されます。興味のある方は、REVISIO公式サイトから詳細をご確認ください。