大阪電気通信大学と東映の連携プロジェクト
大阪電気通信大学(以下、OTEC)は、2023年2月8日、東映株式会社ツークン研究所との協定を結び、産学連携によるプロジェクト「電ツークンプロジェクト」の始動を発表しました。このプロジェクトでは、在校生が卒業生やプロと共同でWeb CMを制作し、デジタル技術を活用した新しいコンテンツ制作に挑戦します。
プロジェクトの背景と目的
OTECは、実学教育を重視しており、先端マルチメディア合同研究所(JIAMS)を拠点に、学生たちがプロの技術を学びながら制作に取り組む体制を整えています。今回の提携により、学生たちは東映ツークン研究所がもたらす専門的な指導と支援を受け、自らのアイデアを具体化する機会を得ることができます。
プロジェクトでは、ゲームエンジンを駆使した映像制作に挑戦し、制作した3Dアセットが他のメディアでも再利用できるように設計されます。これにより、学生たちがゲーム技術の多様性や可能性を体験し、新たなコンテンツ制作のスキルを習得することを目指しています。
制作プロセスと成果
Web CM制作の一環として、学生は自らデザインしたキャラクターを使い、実際にそのキャラクターを演じることが求められます。また、OTECが保有する日本の教育機関としては最大級のモーションキャプチャースタジオが活用され、映像制作に関する技術交流が活発に行われています。これにより、実写映像とCGキャラクターの融合が図られ、高度な表現が可能になります。
プレ発表会の開催
2025年3月末に作品の完成が予定されている中、2024年2月8日(土)には寝屋川キャンパスにてプレ発表会が行われます。このイベントでは、卒業研究・制作展「なわてん」が同時開催され、Web CM制作の概要や過程についての紹介が行われる予定です。さらに、東映の卒業生と在校生がトークショーを通じて、映像制作に対するアプローチや技術についてディスカッションを行います。
トークショーのハイライト
トークショーでは、参加者が自身の制作における苦労や成功体験を語る場が設けられ、登壇者と観客との活発なコミュニケーションが期待されています。学生たちは、先輩たちからの貴重なアドバイスを聞き、今後の制作活動に活かす絶好のチャンスです。
結論
OTECと東映ツークン研究所の協定締結は、学生たちに新たな可能性を広げるものであり、今後の映像制作教育の一環として注目されています。将来の映像業界を担う人材がどのように成長し、活躍していくのか、その動向に目が離せません。今回のプロジェクトは、学生の創造力と専門家の指導が融合した、実に刺激的な試みなのです。