SNSの声から生まれた新感覚！紙製アクスタが登場

SNSの声から生まれた新商品！紙製アクスタの誕生

東京都台東区上野に本社を構える株式会社平岡が、96年の歴史を持つ老舗企業として、業界初の紙製アクリルスタンド「紙スタ」を発表します。これは、SNS—特にX（旧Twitter）—での反響を受けて商品化されたもので、近年のアクリル製品主流の流れの中で、ファンの声を直接反映した新たな試みです。

高まるSNSの声

平岡は、約1,000件もの要望が寄せられる中、「アクリルスタンドの紙版」を求める反響が大きいことに着目。1.3万のいいねと169万のインプレッションを獲得したこの投稿は、ユーザーとの共創の重要性を強く示しています。特に、環境問題への意識の高まりから、紙製品の需要が再評価されていることが分かります。

商品開発への挑戦

過去92年間、紙製品の卸を中心に業務を行ってきた平岡が、もともと得意な受注生産から、自社商品の開発へと舵を切るには大きな決断が伴いました。アクリルスタンドが主流の今、紙製品の自立スタンドを作り上げることは簡単ではありませんでした。特に、「製品切り抜きの精度」や「強度と差し込み機構」の両立は、その開発過程で直面した大きな壁でした。

昨年から始まり、約8ヶ月の試作を経て、ついに無事に商品が完成。ファンコミュニティからの熱い要望に応える形で、エコフレンドリーで高品質なアクスタが実現したのです。

「紙スタ」の特徴

「紙スタ」の特色は、環境への配慮と美しさを兼ね備えています。1つ目のポイントは、プラスチック削減に貢献するエコフレンドリーな設計。廃棄時の分別も容易で、環境に優しい選択肢となります。2つ目は、高品質な発色で、印刷技術がもたらす美しい仕上がり。紙製の温もりを感じられる商品を楽しむことができます。このように、ファンの熱いニーズに応えた「紙スタ」は、単なる商品ではなく、コミュニティとのつながりを大切にしたものと言えるでしょう。

代表者の思い

営業日時は、2025年12月16日からOEM生産の受注を開始する予定です。代表取締役の平岡直樹氏は「我々のような老舗が、現代のSNSを通じてお客様の声を直接いだき、商品開発に踏み切れたことは、92年の歴史の中で最も大きな変化です。この紙スタは、紙の可能性を信じる我々の再起をかけた一歩であり、この商品をきっかけに紙製品を求めるユーザーの声に応え続けるメーカーに進化していきたい」とコメントしています。