人気シェフ中村和成が自宅で楽しむフレンチを提案
家庭で手軽に本格フレンチを楽しむためのステキな一冊が登場します。4月17日(木)に発売される中村和成氏の著書『フレンチシェフの引き算レシピ』は、YouTubeで様々な料理を披露している人気シェフの初めての本です。
自宅でプロのコツを学べる
著者の中村和成氏は、東京・日本橋のフレンチレストラン『LA BONNE TABLE』のシェフとして活躍しています。家庭のキッチンでも手の届く食材を使い、料理を簡単においしく仕上げるための「引き算」の調理法を提案しています。このアプローチにより、余計な時間や材料、手間を省きつつ、食材の本来の美味しさを引き出すことができます。
有名なラタトゥイユやオニオングラタンスープ、さらにローストビーフといった本格的なフレンチ料理が、最短時間で完成するレシピの数々は、時短料理を求める現代人にぴったりです。特に、時間がないけれども、美味しい料理が食べたいと思っている方にとって、これ以上の喜びはありません。
引き算が生む新たな発見
本書の中で強調されるのは「引き算」です。時間や材料の制約があっても、どのようにすれば上質で美味しい料理を作れるのかが探求されています。例えば、ラタトゥイユは煮込むのではなく、軽やかな仕上がりに。オニオングラタンスープはブイヨンを使わず、蒸し焼きにすることで20分で完成するのです。また、ローストビーフは、ステーキ肉を用いて短時間で香ばしさを引き出すためのテクニックも紹介されています。このような「簡単で美味しい」の両立こそが、著者の目指すところです。
プロの技を体験しよう
中村氏は本書の中で、エチュベやデグラッセなど、フランス料理の基本的な調理法をも紹介しています。一見すると難しそうですが、家庭でも実現できる内容にしてあり、毎日の食卓を上質に彩る“超使える”テクニックとして、写真と詳細な説明が付いています。これにより、読者は実際に料理を作りながら、その技術を身につけることができます。
さらに、最速フレンチの第1章には、調理動画も用意されており、視覚で学ぶことで実際に料理する際のハードルを下げてくれます。
料理する楽しさを再発見
この本は全60品が収録されており、日常の掘り出し物から休日の特別なごちそうまで様々なレシピが勢揃い。簡単に作れる上に、見た目にも美しい料理が楽しめるため、まるで自宅にフレンチレストランを持っているような気分を味わえます。
著者のプロフィールも興味深いところです。中村氏は大学を卒業後、調理師専門学校でフレンチ料理を学びました。その後、「シェ松尾」や西麻布の「サイタブリア」といった名店で技術を磨き、最後には自らのレストランを開くことに成功。2023年には「le bistrot des bleus」の料理監修も担当するなど、現在も活躍し続けている料理人です。
書籍情報
書籍名: フレンチシェフの引き算レシピ
著者: 中村和成
発売日: 2025年4月17日(木)
定価: 1,870円(税込)
仕様: B5変型、112ページ
発行: 株式会社世界文化社
この本を手に取ることで、自宅で本格フレンチ料理を楽しむための新たなスタートを切ることができるでしょう。