手仕事と茶箱の魅力
2025-02-12 11:54:13

お茶の楽しさを詰め込んだ『44の茶箱あそび』が広げる手仕事の魅力

お茶の楽しさを詰め込んだ『44の茶箱あそび』が広げる手仕事の魅力



2025年2月14日、世界文化社から多田けい子による新著『44の茶箱あそび』が発売されます。茶の湯や手仕事を愛する方々にとって、この書籍はまさに心を鷲づかみにするコレクションです。本書では、著者が10年以上の年月をかけて作り上げた44の茶箱が収録されています。このプロジェクトは、ただの茶道具の紹介にとどまらず、手仕事やセンスを楽しむあそび心が込められています。

茶箱とは何か?


茶箱は、お茶を点てるための道具を一つの箱や籠にまとめて持ち運ぶためのものです。多田さんは、仕覆(しふく)と呼ばれる道具入れを自作し、茶の湯のルールに従った道具立てを行っています。本書では、自由な発想から生まれた茶箱が紹介され、茶箱づくりを目指す方には役立つ情報も盛り込まれています。

多田けい子の茶箱の世界


本書には、著者の長い歴史を受け継いだ道具が数多く取り入れられています。例えば、十二か月の茶箱「一月瑞雲の籠」には、宜興の急須や赤絵の茶入、染付三つ重ね茶碗などの煎茶道具が組み込まれています。また、仕覆にはさまざまな素材が使われ、実用性と美しさが共存する魅力的な茶箱たちが展開されます。

個性的な茶箱の紹介


  • - フィオルッチの箱: 洋風の白い薬箱に赤を取り入れ、その色合いはフィオルッチのスカーフに触発されています。現代的なデザインが光る一品です。
  • - 仏蘭西の籠I: チョコミント色の内張りが施された手付き籠で、アンティークカップと独特の道具を絶妙に組み合わせています。

「私の茶箱は、思い込みや思い出が詰まっていますが、道具の選び方はお茶のルールに従っています。自由な発想から生まれたものでも、ルールに則ることで遊び心を持つことができます」と多田さんは語ります。

目次とコラム


本書には多岐にわたる茶箱が紹介されていますが、目次をみるとその豊富な内容が明らかです。例えば、十二か月の茶箱や個性的な茶箱、さらには西洋風、東洋風の茶箱のそれぞれに独自のストーリーがあり、それを楽しむ方法が記されています。

コラムもあり、著者自身の手仕事や道具についての楽しみ方が語られています。これから茶箱を組む人にとって、実践的なアドバイスが得られる内容となっております。

著者プロフィール


多田けい子さんは、1956年に石川県で生まれ、早稲田大学を卒業後、金沢市に定住しています。2003年に仕覆作りを始め、同時に茶箱作りも開始しました。彼女のInstagramアカウントには62,000人以上のフォロワーがいて、彼女の作品やアプローチを楽しむ大勢のファンがいます。

結論


『44の茶箱あそび』はただの書籍ではありません。手仕事や茶の湯を愛する多くの方々に向けた、心を満たす作品です。茶の文化に興味を持つ人々にとって、刺激に満ちた一冊となること間違いなしです。発売が待ち遠しいこの書籍を手にし、反映されている物語や美しさを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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