稲田俊輔の読書録
2025-04-17 12:40:00

稲田俊輔の新著『食の本ある料理人の読書録』の魅力とは?

稲田俊輔の新書『食の本ある料理人の読書録』が発刊



料理人であり文筆家の稲田俊輔が、新しい著書『食の本ある料理人の読書録』を2025年4月17日(木)に集英社新書から発売します。これは、著者自らが選び抜いた食に関する名著25冊を通して、私たちが食とどう向き合うべきかを再考する一冊です。

食を味わう新たな形



コロナ禍を経て、多くの人々が食卓や外食についての価値観を見直しました。本書では、料理人としての視点と実体験をもとに、食をテーマにした文学やエッセイ、漫画を通じてその核心に迫ります。稲田氏は「食べるだけではなく、食を通じて得られる知識や感動も大切だ」と語っています。

厳選された名著たち



本書で取り上げられる作品には、水上勉の『土を喰う日々』や、平野紗季子の『生まれた時からアルデンテ』をはじめ、数多くの名著が含まれています。それぞれの作品が持つ食にまつわる視点や、人間の営みとしての食を描写する力を通じて、私たちに新たな気づきを与えてくれることでしょう。

例えば、土井善晴の『一汁一菜でよいという提案』は、シンプルさの中にこそ真の豊かさがあることを教えてくれます。さらに、楽しむことができ、感情にも訴えかける作品が多いのも特徴です。

食と生きること



著者は、自身の人生を重ね合わせながら、それぞれの作品から得た示唆を連ねています。特に、「食を通じて得られる価値観や考え方は、人生の質にも影響を与える」という点に対して、深い洞察が展開されています。これにより、読者は単に食を楽しむだけでなく、そこから学び、成長することの大切さを実感できるはずです。

著者の背景



稲田俊輔は、鹿児島県出身の料理人であり文筆家です。京都大学を卒業後、飲料メーカーでの経験を経て、複数の飲食店の設立に携わりながら、様々なジャンルの料理に挑戦してきました。自身の作品には、レシピ本やエッセイも多く、食を通じた探求は彼のライフワークと言えます。

読者へのメッセージ



本書は、食に対する皆さんの意識をさらに深める一冊です。食事を取りながら、または休憩時間に、この本を手に取り、心の栄養を得ることができるでしょう。私たちの「食」と向き合う姿勢を、改めて見つめ直すための素晴らしい手引きとなることを期待しています。

書籍情報


  • - 発刊日: 2025年4月17日(木)
  • - 定価: 1,067円(税込)
  • - ページ数: 224
  • - 判型: 新書判
  • - ISBN: 978-4-08-721357-7

この新書が食に対する新たな視点を与えてくれることは間違いありません。ぜひ手に取って、その魅力に触れてみてください。


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