地域の高校生を支援する「J・O・NOTE」が全国展開へ！共創パートナー募集中

全国展開を目指す「J・O・NOTE」とは

株式会社城野印刷所が手がける「J・O・NOTE」は、地域の高校生向けに無料で配布されるオリジナル学習ノートです。この取り組みは2022年12月に始まり、すでに12万5千冊以上を学生に届けてきました。このノートは、学生の学習支援の役割を果たすとともに、地元企業と高校生の未来を結びつける重要な役割も担っています。

現在、熊本を皮切りに九州各県に展開していますが、全国に活動を広げるため、新たに共創パートナーを募集しています。地域の高校生にとって「地元で働く」という選択肢を提供することで、活力ある地域経済を築く一助となることを目指しています。

地域離れと就職機会のミスマッチ

地方では、高校卒業後に県外へ就職する高校生が増加しており、熊本県でも年間約1,000〜2,000名が県外で働くことが現状となっています。この流れは地域にとって大きな負担であり、地域経済の発展や人材確保の観点からも深刻な問題です。また、多くの教育機関が「1人1社制」を設けているため、高校生たちは限られた情報の中から進路を選択せざるを得ません。

「J・O・NOTE」は、そのような課題に対する解決策の一環として誕生しました。地域を支える学生の可能性を引き出し、彼らが地元での就職を自然に選択できる環境を整えることが重要です。このノートを通じて、地元企業の魅力や存在を知ることで、将来の進路をより良いものにする手助けを行っています。

地元企業とのつながりを深める仕組み

「J・O・NOTE」という名前自体には「地元の学生（J）を応援（O）するノート（N）」という意味が込められています。この取り組みは、地域のサポーター企業との協力により進行しており、高校生たちが地域に目を向ける機会を創出します。企業や地域に関する情報を掲載したノートを通じて、学生と地域が自然に繋がれるような仕組みを提供することが目標です。