映画館で体験するパリ・オペラ座の魅力 2025年シネマシーズン

パリ・オペラ座 IN シネマ 2025のご案内

2025年、パリ・オペラ座の栄光を映画館で体験できるシネマシーズンの幕が上がります。350年以上の歴史を誇るこのオペラ座は、世界中の観客を魅了しつづける名作を数多く世に送り出してきました。今年の夏から秋にかけて、バレエ『眠れる森の美女』とオペラ『蝶々夫人』が続々と上映されます。

パリ・オペラ座の伝統と革新

パリ・オペラ座は、名作と最新作が共存する場として知られています。2025年のシネマシーズンの一環として公開されるオペラ『カルメン』は、この豪華な舞台の幕開けを飾り、大好評を得ました。続くバレエとオペラも期待が高まります。

バレエ『眠れる森の美女』の魅力

8月22日から全国の映画館で上映されるバレエ『眠れる森の美女』は、ルドルフ・ヌレエフ振付による豪華絢爛な作品です。音楽はチャイコフスキー、原振付はマリウス・プティパに由来し、日本でも非常に人気があります。特に美しい衣装や舞台美術が、ロココ時代のフランス宮廷を見事に再現しています。

主演のオーロラ姫役には、昨年エトワールに昇進したばかりのブルーエン・バティストーニが務めます。その美しさと気品あふれる踊りは必見。また、デジレ王子役は、若手エトワールのギヨーム・ディオップが演じる予定で、彼の高難度の振付も見どころのひとつです。

オペラ『蝶々夫人』の贅沢な体験

9月12日に上映されるオペラ『蝶々夫人』は、巨匠ロバート・ウィルソンの演出により、繊細且つ強烈な印象を観客に与えます。プッチーニの音楽を背景に、イタリア語で高らかに歌い上げられるストーリーは、感情を揺さぶります。主演のエレオノーラ・ブラットはその表現力で観者を魅了し続けています。

この作品では、ダンスやパフォーマンスの背後に流れる日本文化の影響も感じ取ることができ、ウィルソンの演出は特に高く評価されています。