待望の新刊『魔術師の杖9 ネリアと夜の精霊』の登場
4月25日、いずみノベルズより新刊『魔術師の杖9 ネリアと夜の精霊』が発売される。本作は、著者の粉雪が描く人気シリーズの第9巻で、イラストはよろづが手がけている。
あらすじ
本作は、サルジア皇国の首席呪術師マグナゼがエクグラシア王国に仕掛けた陰謀に囚われ、自らも呪いに陥ってしまう物語だ。復讐心を燃やし、彼は巨大な魔石を求め、特異な能力を持つ錬金術師団長ネリアを狙う。
一方、ネリアは自らのアイデンティティを失い、「奈々」の姿を取り戻すことに苦悩している。彼女の大切なピアスを失ったことでタクラという港湾都市に向かう彼女を、エクグラシア王国から集まった仲間たちが追う。
物語の展開
ネリアの行動によって引き起こされた騒動は国家を巻き込む大事件に発展し、彼女が仲間たちと共に新たな道を歩むことできるかが物語の大きな焦点となる。
第9巻では、ネリアがあまり前面に出ない代わりに他のキャラクターたちの活躍が際立っている。表紙を飾る錬金術師オドゥの複雑な内面や、彼の悲しみがどのように波乱を引き起こすのか、ファンにとっても見逃せない展開が盛りだくさんだ。
著者の思い
著者の粉雪は、「まさかこんな展開になるとは思っていませんでした。キャラクターたちが暴れ回る姿をぜひ楽しんでください」と語る。また、物語の深い部分に触れることで、読者に新たな視点を提供することを意識しているようだ。
書籍情報
『魔術師の杖9 ネリアと夜の精霊』は、電子書籍版が1,300円(税別)、印刷書籍版が2,000円(税別)で発売される。電子書籍はEPUB3形式、印刷書籍は246ページの四六版となっており、ISBNは978-4-295-60296-5だ。
いずみノベルズについて
いずみノベルズは、Web小説を商業化する新たな試みとして立ち上げられたレーベルで、NextPublishingを活用して迅速な刊行を実現している。特に、電子書籍と印刷書籍を同時に制作し、環境にも配慮した出版モデルを採用している。
まとめ
魔術と陰謀、懐かしい思い出が詰まった『魔術師の杖9 ネリアと夜の精霊』は、書店や電子書籍ストアで購入可能だ。新たな展開が待ち受けるこの作品を、ぜひ手に取ってみて欲しい。