異世界の認知度が68％！ニッセンの新プロジェクトが始動

株式会社ニッセンが自社のリサーチサイト「ニッセンリサーチ」を利用して行った「架空の世界に関するアンケート」において、驚くべき結果が明らかとなりました。調査によると、「異世界」という言葉は全体で68％の人々に認知されており、特に39歳以下の若年層ではなんと82.5％が知っていると答えました。さらに、50代でも同じく68％が認知しており、70代に至っても58.9％と、年代を超えた広範な知識が浮き彫りになっています。

異世界の人気はアニメから

調査結果から分かったことの一つは、異世界を知るきっかけとして最も多かったのが「アニメ」であるという点です。「漫画」「小説・ライトノベル」が続く中、特に60代以上では「テレビやニュース」の認知よりも、「アニメ」を介して異世界を知ったという人が多いという結果も興味深いです。これからも、異世界モノは多くの世代にエンタメとして親しまれ続けることが予想されます。

性別による異なるイメージ

「異世界」というテーマで人々が思い浮かべるのは、「ファンタジー」、「魔法」、そして「転生」が上位を占めています。性別で見れば、女性は「ファンタジー」や「魔法使い」といった幻想的要素を好み、男性は「転生」「勇者」「ギルド」といった冒険の要素を強調する傾向があるとわかりました。このことから、異世界が示す多様性と魅力を改めて感じることができます。

51.8%が異世界作品を好む

また、異世界作品に対しては、全体の51.8％が「好き」または「どちらかといえば好き」という結果を示しました。このことは、異世界モノの人気が決して一過性のものではなく、しっかりと根付いていることを意味します。さらに、調査対象は20歳から79歳までの男女2,933人にのぼり、多様な意見が集約されていることも特徴的です。

新たなる挑戦、異世界プロジェクト

これらの調査結果を受け、ニッセンでは「異世界プロジェクト」という新たな取り組みを始めました。このプロジェクトは、現実と空想の生物の境界を超えた商品開発を目指しています。具体的な内容としては、北欧神話に登場する狼の魔獣「フェンリル」をゴールとし、リアルな触覚体験を提供することを目指しています。

開発には『猫フィール』の技術が活かされており、リアルな毛並みの質感や見た目を追求するために動物園での研究も行われています。

初商品は12月中旬に販売予定

このプロジェクトから生まれる初の商品は、2025年12月中旬に販売予定です。「異世界」に対する高い関心を形にすることで、ニッセンは“夢の具現化”に挑むことになります。商品の詳細については、公式Xやニッセンのウェブサイトで発表される予定です。これまで一部のサブカルチャーとされてきた異世界が、いかに一般文化として浸透してきたのか、その変化を感じるきっかけとなるでしょう。

来る全ての異世界ファンに向けたこのプロジェクトの動向に、期待が高まります。