RKBラジオドキュメンタリー『インクと活字と山田さん』が民放連盟賞受賞
2026年7月2日、福岡市で開催された日本民間放送連盟賞ラジオ教養番組部門の九州・沖縄地区審査にて、RKB毎日放送制作のドキュメンタリー番組『インクと活字と山田さん』が見事1位に選ばれました。この番組は、福岡市にある印刷所「文林堂」で、83歳の山田善之さんが活版印刷を守り続ける姿を描いています。
山田さんの情熱と活版印刷
物語の中心は、山田さんが手がける活版印刷の世界です。彼は一度は機材を手放しましたが、再び集め直し、手作業での温かみある印刷を続けています。彼の店は、印刷の香りが漂う場所で、多くの人々が訪れては彼の人柄に惹かれています。
特に、大きなプロジェクトである宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の全編を活版書籍として仕上げるという挑戦に対して、山田さんは「楽しい」と笑顔で取り組んでおり、採算よりもその喜びを優先しています。この姿勢を通じて、彼は「仕事とは何か」を静かに問いかけていきます。
評価と受賞の背景
審査員たちの評価も高く、「機械の呼吸音や音の重ね方といった、ラジオならではの音声表現が見事で、強烈な印象を残した」と称賛されました。また、山田さんの生き様を通じて地域の文化や働くことの意義が心地よく表現されており、非の打ち所がないという評価を得ています。これにより、九州・沖縄地区での1位受賞が決まりました。
中央審査への進出
九州・沖縄地区の審査で1位に選ばれた『インクと活字と山田さん』は、中央審査に進出します。この結果は9月に発表される予定であり、多くの関係者がその結果に注目しています。
再放送のお知らせ
また、RKBラジオはこの受賞を記念して、8月29日(土)午後2時から本番組を再放送します。興味のある方は、この機会にぜひ聞いてみてください。懐かしい音や山田さんの魅力を再度感じられる絶好のチャンスです。
番組制作情報
本番組は、ディレクターの吉賀亜希子氏、編集の寺岡章人氏、ナレーションの橋本由紀氏、プロデューサーの宮岡朋治氏など、素晴らしいチームによって制作されています。ぜひ聞いて、地域文化の大切さを再確認してみてはいかがでしょうか。