「VOICE OF LIFE」最新号が特集する日本の過去
認定NPO法人Dialogue for People(D4P)が発行するフリーマガジン「VOICE OF LIFE」の最新号が完成しました。この号では、読者に深い問いかけと学びを提供するために、「裁かれなかった日本軍の毒ガス使用」というテーマを掲げています。
特集テーマについて
2025年秋に発行される第10号では、広島県の大久野島を取り上げています。この地では戦前の1929年から15年間にわたり、日本陸軍の指揮のもとで毒ガスが製造されました。その影響で、無数の人々が命を落としました。現地取材を担当した安田菜津紀さんと佐藤慧さんは、この歴史の背後に潜む苦悩やリアリティを写真と文章で表現しています。読者の皆さんには、当時の状況を感じ取ってもらえることを願っています。
新しい形のメディア体験
多くの情報がオンラインで流通する昨今、この「VOICE OF LIFE」では、対面での紙媒体の魅力を最大限活かしています。見開きB3サイズに印刷された誌面は、広大な写真と豊かな文章で構成されており、触れてめくることで、読者が現地の空気感や人々との距離をぐっと縮めるような体験を提供します。私たちは、このフリーマガジンを通じて、過去の出来事に向き合うことを奨励します。
特集以外のコンテンツ
今号の特集に関連するだけでなく、さまざまな視点から知見を深められるコンテンツも充実しています。伏見和子さんによるコラム「感情の中にある対話の手がかり」や、安田菜津紀さんの著書「遺骨と祈り」を紹介する書籍コーナーも載せています。これらを通じて、読者が自分自身の感情や問いに向き合う助けになれば嬉しい限りです。
どこで入手できるか
「VOICE OF LIFE」を手にとることのできる場所は、D4Pの公式ウェブサイトで随時更新しています。全国の書店や飲食店で配布されていますので、ぜひ実物を手に取って、誌面の魅力やメッセージを体感してください。ただし、在庫切れの可能性もあるため、訪問する際はご注意を。
認定NPO法人Dialogue for Peopleの活動
D4Pは、「すべての人の基本的人権が守られ、さまざまな違いが認められる世界」を目指しています。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんと佐藤慧さんが中心となり、社会課題を取材し、次世代に向けた教育プログラムも運営しています。このような活動を通じて、無関心を関心に変えていくための努力を続けています。
特集がもたらすのは、ただの情報ではありません。私たち読者一人ひとりが過去の出来事を理解し、未来へ続く対話の場を作るためのヒントです。あなたも「VOICE OF LIFE」を手に取って、この重要な歴史について考える時間を持ってみませんか?