アナロググランプリ2025 授賞結果発表
アナログオーディオファンがこの時期最も注目するイベント、アワード「アナロググランプリ2025」が、株式会社音元出版によって2025年の受賞製品を発表しました。このアワードは、アナログオーディオの魅力を再発見し、その価値を促進するために設立され、今年で17年目を迎えます。
アナロググランプリとは
アナロググランプリは、アナログ再生機器の中から特に優れた製品を選定するアワードで、毎年春に審査会が行われます。今年もノミネートされた製品の中から、オーディオのプロフェッショナルたちによってさまざまなカテゴリーでの受賞者が決まりました。
授賞対象は、カートリッジ、フォノイコライザー、レコードプレーヤー、管球式アンプなど、多岐にわたります。
ゴールドアワード受賞製品
中でも最も栄誉のあるゴールドアワードを受賞したのは以下の製品です:
1.
Technics「SL-1300G」
新開発のツインローター型コアレス・ダイレクトドライブ・モーターを採用し、古き良きデザインと最新技術が織り交ぜられたプレーヤーです。
2.
THORENS「TD1600」「TD1601」
スイスの名機「TD160」の伝統を受け継ぎ、現代の技術でリファインされたこれらのモデルは、使い勝手の良さも追求した点が評価されました。
3.
DS Audio「DS-E3」
光電型カートリッジに新しいエントリーモデルが追加され、音質向上を実現しました。
4.
ortofon「SPU GTX S」「SPU GTX E」
内蔵トランスによる音質向上が特徴のMCカートリッジ。
5.
Audio-Technica「AT-ART1000X」
発電効率の向上が評価された、このモデルは音質の新しい高みを目指しています。
6.
LUXMAN「E-07」と
ESOTERIC「Grandioso E1」は、高性能フォノイコライザーで、その拡張性も魅力的です。
7.
TRIODE「EVOLUTION MUSASHI」と
Phasemation「SA-1500」の管球式プリメインアンプも受賞。
ベスト・コストパフォーマンス賞
次に発表されたのはベスト・コストパフォーマンス賞。
この賞は、手に入れやすい価格帯でありながら優れた技術を持つ製品に与えられます。受賞したモデルは:
- - Audio-Technica「AT-LP8X」
- - CHUDEN「MG-36BPH」
- - TRIODE「TRS-34」
特別開発賞
特に革新的なアイデアや技術が評価される特別開発賞には、
- - TechDAS「TDC-01 Dia」「Air Force 10」が選ばれました。
その他の受賞製品
アナロググランプリでは、アナログ再生に欠かせない機器に対しても賞が与えられました。代表的なものとして、REGA「Planar 3 RS」やGOLDNOTE「PIANOSA-GLANZ」、さらにNAGAOKAやortofonのカートリッジ類も受賞しました。
特にアナログアクセサリー賞も新設され、音質向上に貢献するアクセサリーが選ばれました。
- - SAEC「SHS-5」
- - AudioReplas「OPS-SS-HR」
などが挙げられます。
結語
音元出版は1949年に設立された会社で、ピュアオーディオやホームシアターに特化したメディアを通じてアナログオーディオの楽しさと価値を広め続けています。アナロググランプリは、オーディオファンにとって年間のハイライトとも言えるイベントであり、今後もその動向に注目が集まっています。授賞結果の詳細は、雑誌「季刊・アナログ」などで確認可能です。
より深く知りたい方は、音元出版が運営するウェブメディア「PHILE WEB」もチェックしてみてください。音質やデザインにこだわった魅力的なアナログアイテムが見つかるかもしれません!