アンドルー・ライセットが『シャーロック・ホームズの世界大図鑑』で名誉を受賞
2024年10月に刊行される『シャーロック・ホームズの世界大図鑑』が、第47回日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞したことが発表されました。この栄誉を手にしたアンドルー・ライセット氏は、著書による深い洞察と魅力に満ちた描写で、シャーロック・ホームズの魅力を再評価しています。
アンドルー・ライセットの受賞に寄せて
当該受賞のニュースを知ったライセット氏は、その喜びを次のように表現しました。「日本シャーロック・ホームズ・クラブの皆様に心より感謝します。約130年にわたって、ホームズの物語が日本の皆様に愛されていることを嬉しく思います。」
このような感謝の言葉からも、彼の作品に対する誇りと情熱が伺えます。
『シャーロック・ホームズの世界大図鑑』について
本書は、シャーロック・ホームズとその創造者であるアーサー・コナン・ドイルの業績を豊富なビジュアルと共に紹介しており、研究者や愛好者にとって必携の一冊として位置付けられています。
内容は、以下の通り見所が多数あります。
- - ロンドンの歴史的背景: ホームズが活躍したベイカー・ストリートや当時のロンドンの生活様式に焦点を当て、詳細な図解と共に説明しています。
- - 科学技術と文学の融合: 当時注目を浴びていた科学者や思想家たちの影響がいかにホームズの物語に反映されているかを解説。
- - ファン・フィクションの特集: ホームズのキャラクターが映画やテレビでどのように多様化していったのか、その魅力を語ります。
また、本書には、映画やテレビドラマにおける作品紹介や、関連する美術資料も豊富に収録されています。シャーロッキアンにとって、芸術的な鑑賞の一環としても楽しむことができる内容となっています。
アンドルー・ライセットの略歴
ライセット氏は1948年にイギリスで誕生し、これまでに数々の影響力のある伝記を著してきました。特に、コナン・ドイルに関する作品は高く評価されており、近年の研究成果としては『シャーロック・ホームズの世界大図鑑』が挙げられます。
日本翻訳者の紹介
本書の翻訳を手掛けた日暮雅通氏は、広範なジャンルでの翻訳経験を持ち、シャーロック・ホームズ関連の数多くの著書も数えられます。その詳細な翻訳作業が、本書の成功を裏付けています。
この受賞作『シャーロック・ホームズの世界大図鑑』は、シャーロック・ホームズを愛するすべてのファン必読の書として、2024年10月に登場予定です。詳細は河出書房新社の公式サイトをチェックしてください。