ショートドラマアプリ「BUMP」が世界進出
日本初のショートドラマアプリ「BUMP」を運営するemole株式会社は、2025年3月4日から世界100カ国でのアプリ提供とドラマ配信を開始することを発表しました。初期の重点地域にはアメリカ・韓国・台湾が選ばれ、全体で16の作品が提供されます。特に米国市場は、世界中のクリエイターが注目する場所で、BUMPの挑戦は新たな展開を見せる可能性が高いです。
BUMPの成長と背景
BUMPは、1話1分から3分の短尺ドラマを提供するアプリで、「待つと無料」などの仕組みによって人気を博しています。リリースから約2年で190万ダウンロードを達成し、特に若年層からの支持を受けています。市場調査会社YHリサーチが示すところによると、ショートドラマ市場は2029年には8.7兆円規模に成長する見込みです。この成長を受けて、クリエイターやプラットフォーマーはより活発な展開を行っています。
日本国内では、BUMPのようなショートドラマアプリが人気を集め、大手からスタートアップまで多様なプレイヤーが市場に参入しています。しかし、ライバルのアプリも多く存在する中、BUMPは日本国内での実績を基に世界進出を計画しました。2024年5月には韓国市場に先行して進出し、日本の人気作品を翻訳して配信し、その結果アプリのダウンロード数が急増しました。
初期の重点地域と作品配信
北米、韓国、台湾を重点地域として、初めの段階では11作品を字幕版、5作品を吹き替え版として配信します。これにより、地域ごとの文化的背景や受容度を活かしたコンテンツを提供することが計画されています。さらに、現地の制作会社との協力によってオリジナル作品も製作し、その地域の視聴者に合わせた魅力的なドラマを提供する予定です。
最初のコラボレーションとして、韓国の制作会社FLIM.Co.,Ltdとの提携による作品が2025年5月に公開される見込みです。
マーケティング手法の革新
BUMPは独自の「切り抜き動画」を用いたマーケティングを行っており、アプリローンチから1年で広告なしで100万ダウンロードを達成しました。作品が切り抜かれた動画はSNS上で大変な反響を呼び、再生回数は25億回を超えました。このプロモーション手法は海外でも展開され、多言語でのプロモーションを進めていく予定です。
将来の展望
今後、BUMPは各地域で日本よりも早い成長を目指し、さらなる市場拡大を進めたいと考えています。各国の特性に合わせた作品展開を進めながら、国内での収益を超えることも視野に入れています。また、海外でもクリエイターとの協力体制を築き、より良い制作環境を目指します。
BUMPは「創造で挑戦できる世界へ」というビジョンを掲げ、クリエイターエコノミーの創出に挑戦し続けます。海外の制作会社やクリエイターとの新たな協業を通じて、より多様なショートドラマを提供することに期待が寄せられています。
BUMPを通じて、エンターテインメントの新たな形が生まれることでしょう。興味を持たれた方は、ぜひアプリをダウンロードして、その目で楽しんでみてはいかがでしょうか。
アプリダウンロードはこちら
公式SNSもチェック
emole株式会社について
emoleは東京都目黒区に本社を置く企業で、2018年に設立されました。BUMPの運営を通じて多くの受賞歴もあり、今後のさらなる発展が期待されます。