2025年9月、舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』が中国・上海で上演されることが発表されました。本舞台は、2024年2月から日本各地で行われる公演の後に続き、同じキャストと制作チームが再集結します。演出は蓬莱竜太、脚本は源孝志、主演には藤原竜也が名を連ねており、非常に注目されています。
東京公演では大きな反響を呼び、連日チケットが完売する盛況ぶりでした。驚くべきは、劇中に使われる歌舞伎の名曲や情熱的な演出が、多くの観客の心を掴んだことです。2025年9月13日から21日まで、上海交通銀行前滩の大劇場にて行われるこの公演は、同じ座組での最後の機会となります。
この舞台は江戸時代・歌舞伎の黄金期をテーマにし、孤児が歌舞伎役者として成長していく姿を描いています。初代中村仲蔵を演じる藤原は、役者としての成長と、権力闘争、裏切り、そしてエモーショナルな人間関係を描くことで、観客に強いメッセージを届けることを目指しています。
藤原竜也は、再び仲蔵の役を演じられることに喜びを感じており、「歌舞伎役者として再度の挑戦ができることを嬉しく思っている」とコメント。特に、製作陣はこの作品が中国の観客にどのように響くのか、今から非常に楽しみにしています。
制作側の源孝志氏は、「日本の歌舞伎を題材にした本作が、上海の観客にどう受け入れられるかに緊張感を持って臨む」と話し、舞台の成功を期待しています。また、演出の蓬莱竜太氏は、この作品が海外の観客に伝わることに驚きと喜びを感じており、その過程で日本の芸能への新たな理解が生まれることを期待しています。
日本での公演は行われないため、2024年の日本公演を観たファンも、ぜひこの上海での特別な公演を逃さないようにしましょう。仲蔵の物語に込められた生き様や感情は、きっと多くの人々に共感を呼び起こすことでしょう。演者たちの熱い想いが詰まったこの舞台は、愛と情熱の結晶となることを約束しています。
上海公演の詳細については後日発表される予定ですが、すでに多くのファンの注目が集まっています。この機会を逃す手はありません。ぜひ、2025年9月の上海で、藤原竜也と仲間たちによる歌舞伎の魅力を体感してください。改めてこの役に向き合い、言語の隔てを越えた感動を届けるという藤原の意気込みに期待が高まります。