心の傷を癒す心理エッセイ
2025-09-24 15:35:37

心の傷を癒す。言葉で解放される心理エッセイの魅力

心に刺さったトゲを抜く心理エッセイ



私たちの心には、子ども時代に受けた言葉の影響が強く残っています。例えば、「ちゃんとしなさい」と言われた時、私たちは「ちゃんとできない自分はダメだ」と思い込みがちです。こうした言葉のトゲは、大人になっても私たちの心に刺さり、行動を制約する要因となることがあります。

本書『心に刺さったままの言葉のトゲをじょうずに抜く本』では、心に残る25の言葉を取り上げ、それらがどのように私たちの人生に影響を与えているのかを探ります。そして、それらの言葉のトゲを抜くために必要な新たな言葉を導入し、私たち自身を開放する手助けをしてくれるのです。

様々な言葉のトゲ



本書では、「泣くな!」や「人に迷惑をかけるな!」、さらには「ほめられて調子に乗るな!」といった言葉が取り上げられます。これらの言葉は一見、厳しい教訓のようにも思えますが、実際には私たちが自分自身を責める材料になってしまっていることが多いのです。そのトゲをどう攻略するのか、一緒に考えていきましょう。

例えば、「泣くな!」と言われた時、泣いてはいけないという心理からつい感情を抑えてしまうこともありますが、本書では「泣いてもいいんだ」と自分に許可を与えることの大切さを説いています。自分の感情を素直に表現することが、心を軽くし、自由な生き方へとつながるのです。

「魔法の言葉」を見つける



著者のkokkoさんは、多くの人の言葉に耳を傾ける中で、親からの言葉に縛られ生きづらさを感じる人が多いことに気づきました。そこで本書では、「呪いになる言葉」と「魔法になる言葉」という2種類の言葉についても触れ、自己肯定感を高めるために役立つ新たな視点を提供しています。

例えば、自己評価が低いと「ダメね」と自分を責める口ぐせが身についてしまいますが、「がんばっている私えらい」と自分を褒める言葉で思考を転換させ、自信を持つためのヒントを見つけていくのです。

絵本作家・秋田緑の挿絵が彩る



本書は、著者の深い洞察に加えて、絵本作家・秋田緑さんによる挿絵が豊富に収録されています。この挿絵は、言葉の持つ力や、心に響くメッセージを視覚的に表現しており、読む人にとって癒しの体験をもたらします。

最後に



私たちの心には、時に理解しがたい言葉のトゲが存在することがあります。それを癒やし、解放する新たな言葉や考え方を見つけることが、本書の目的です。今こそ、自分を責める呪いの言葉を解き放ち、自分らしい人生を生きるためのヒントを手に入れましょう。心にやさしいエッセイが、あなたの背中を押してくれることでしょう。


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