池尻の元ガソリンスタンドが映画の舞台に
2026年9月6日、東京・池尻大橋の元ガソリンスタンド跡地で、一夜限りのオープンエア・シネマ「Ikejiri Service Station Film Night : Roadside Landscape」が開催されます。このイベントは、建築やデザインをテーマとしたプラットフォーム「DDAA LAB」と、「食」を通して持続可能な共存を目指す「Terrain」によって企画されています。
この特別なシネマイベントは、2026年に複合施設として生まれ変わる予定の場所で行われます。会場となるのは、池尻大橋駅前に位置する東京都目黒区東山3丁目の元ガソリンスタンド跡地です。会場では、映画上映の他に、地域でのカルチャーイベント「Ikejiri Wart Fair」での様子が紹介されます。
映画と共に楽しむ特別な空間
オープンエアの特設シネマでは、イームズ夫妻が手がけた『Powers of Ten』、日本初公開となるバベット・マンゴルトの『Visible Cities』、ジャスティン・タイムの『Chasing Houses』の3作品が上映されます。それぞれの作品が持つ意味、視覚的な体験、そして観客との関わりを通じ、映画の力を再発見できる貴重な機会です。
上映作品の時間は、19:00から21:20まで。まず19:00からは『Powers of Ten』が上映され、湖畔から宇宙と原子の世界へと視点を移動します。続いて19:30からは『Visible Cities』が上映され、都市の風景を住まいを探す女性たちの視点から描き出します。そして20:20からは『Chasing Houses』が上映され、アメリカ西部の道路を移動する住宅を追いかけるロードムービーとなっています。これらの作品は、旅人の視点で描かれた「ロードサイド」の風景を通して、私たちの息づかいを感じさせてくれます。
このイベントでは、無料で入場可能ですので、気軽にお越しいただけます。なお、現地では「Massif」「Overview Coffee」によるワインやコーヒー、軽食が販売され、映画を観ながらしっとりとした時間を楽しむことができます。合計約50席の半屋外のエリアで、特別な空間を楽しみましょう。
ここで思い出される土地の歴史
「池尻」という地名は、古代の道と付近の大きな池に由来しています。この地域は長年にわたり、多くの人々が行き交う場所でした。20世紀に入ると、自動車社会の発展に伴い、ガソリンスタンドやドライブインが生まれ、独自の文化を形成していきました。これにより、映画や映像作品にしばしば出会える舞台となったのです。
この「元ガソリンスタンド」は、過去から続く人々の行き交う場所としての記憶を持ち、映画を通じてその物語が再生されます。回帰する「移動と定住」、そして私たちの生活が時間と共に交差する瞬間を感じながら、このイベントを楽しんでみませんか。
特別な一夜に向けて、映画とともにこの場所に込められた思い出や文化を共有しましょう。詳細は主催のDDAA LABおよび共催のTerrainのウェブサイトをチェックしてください!