大和シティー・バレエが描く幻想的な世界
大和シティー・バレエが2026年8月14日(金)にやまと芸術文化ホールで、泉鏡花の名作『天守物語』をベースにしたオリジナルダンス作品を世界初演します。この作品は白鷺城の天守閣を舞台にし、人間界と妖怪の異界の住人、富姫と図書之助の愛の物語を描いています。鏡花文学ならではの怪奇幻想と純愛の融合をバレエというフォーマットで表現する意欲的な試みが注目されています。
公演の詳細と見どころ
この公演は、8月14日のマチネ(14時30分)とソワレ(18時00分)の2回で、出演は富姫役にハンブルク・バレエの石崎双葉(マチネ)と元新国立バレエ団プリンシパルの本島美和(ソワレ)のダブルキャスト。図書之助役は中川賢が務めます。それぞれが持つ持ち味を活かしたパフォーマンスに期待が高まります。
プロデューサーの佐々木三夏は、作品選びの理由として「愛と孤独が交錯する普遍的なテーマに魅了された」と語ります。また、天守閣という特異な空間の中で展開されるドラマは、観客に強い印象を与えることでしょう。演出・振付を手掛ける竹内春美も、ダンスが持つ表現力を通じて深い感情を伝えることを重視し、ダンサーたちの独特な表現技法に期待を寄せています。
衣裳・美術に込められた意味
衣裳デザインには総合演出の前田清実が「富姫は黒」というテーマを掲げ、多彩な色彩と素材で幻想的な雰囲気を演出します。照明にもこだわり、妖怪たちと人間の世界のコントラストを際立たせる工夫が施されています。
「鏡花独特の怪奇と純愛の世界。見えない力や心の情念を、ダンスで描くことに挑戦したい」と前田は語ります。舞台を通して、深い感情の渦に観客が引き込まれることでしょう。
作品のキャストとプロフィール
富姫
ハンブルク・バレエ団のソリストとして活躍し、様々な振付家の作品に主演。豊かな表現力で観客を魅了する。
新国立劇場バレエ団のプリンシパルとして、多くの古典と新作に出演。新たな舞台への挑戦が期待される。
姫川図書之助
ジャンルを超えた活動をするダンサーで、舞台『千と千尋の神隠し』ではその存在感が光る。
チケット情報
チケットはすでにカンフェティで販売中。価格帯はS席が8,800円、シニア割引も用意されています。観たい方はお早めにチェックしてください。
春の訪れと共に幻想的な『天守物語』が始まる2026年の夏。ダンスと美術、音楽が織りなす独特な世界観にぜひ足を運び、素晴らしい舞台体験を味わいましょう。大和シティー・バレエが贈るこの幻想譚に期待が寄せられます。