旅で磨こう「文化力」――著者白鳥正夫が語る旅と学びの魅力
著者白鳥正夫が新刊『旅で磨こう「文化力」――人・風土・歴史を学び、気づきを伝える』を全国書店で発売しました。彼はこれまで57ヵ国を訪れ、その経験を基に、旅行の醍醐味と豊かな人生を育むヒントを分かち合います。
旅は心の栄養
「大人の心はいつも発見の旅を待っている」と語る著者は、傘寿を過ぎた今、旅の体験がもたらすかけがえのない思い出と感動を伝えています。特に心に残るのは、各地を訪ね、根強い風土や歴史を感じ取ることで、人生がより豊かになるということです。
著者は、単なる旅行の記憶を超え、自らの経験を記録に残そうと、また、多くの人にその気づきを届けたいという願いから、2021年からWebサイト「note」で連載を開始しました。今回の書籍は、その中から厳選した15編のエッセイが収められています。
旅を通じた自己発見の旅
中でも印象深いのは、玄奘三蔵の足跡を辿ったシルクロードの旅です。この旅は自身のライフワークとして続けられ、戦争の爪痕を残す土地や、ガンジス河で生と死を見つめた体験など、深い思索を促す内容となっています。
著者は「変革する世界を歩く」ことの価値を強調し、自身の変遷を振り返ります。四国の小さな町で生まれ育ち、朝日新聞社入社後は、国内外の取材を通じて数々の社会の現実と向き合ってきました。この経験が彼の旅行や文化に対する探求心を育んだのです。
世界遺産の魅力に迫る
著者は、世界遺産を訪問し、それを通じて人類の歴史に触れることにも情熱を注いでいます。エジプトのピラミッドからカンボジアのアンコール遺跡、ペルーのマチュピチュまで、多くの遺跡や文化に触れることで「地球と人類の宝物」と呼ぶべきものを発見してきました。多くの国の文化に触れることで、人生に活力をもたらし、多様な価値観が育まれると著者は語ります。
読者へ向けた力強いメッセージ
本書は単なる旅行記ではなく、読者に「人生をどう生きるか」を問う文化的人生書です。「旅は学びであり、癒しであり、心を成長させる原動力」と位置付けられる本書は、各地での経験を基に心の旅を読者に提供します。
著者は「文化と人間の深い関わり」を強調し、旅を愛するすべての人々にこの本を手に取ってほしいと願っています。前著『絆で紡いだ人間模様』に続く、人生の終活シリーズの第二弾として位置付けられています。
著者プロフィール
白鳥正夫は1944年に愛媛県新居浜市で生まれ、中央大学法学部を卒業後、朝日新聞に入社。多くの地方支局長を務めた後、企画委員として活躍。定年後は文化ジャーナリストとして精力的に活動しています。
書籍発売日は2025年12月12日で、全国書店で購入可能。ぜひ手に取って、旅する心と共に文化の魅力を感じ取ってみてください。著者の体験を通じて、心の旅があなたを待っています。