新たな音楽の潮流を生み出す「an’QOL」とHONOKASIの挑戦
日本の音楽シーンに新たな風を吹き込むべく、兼業アーティスト専門レーベル「an’QOL(アンコール)」が2025年4月17日に正式に始動します。この新しいレーベルは、「兼業アーティストのブランディング」を掲げ、アーティストが生計を立てながら芸を磨くことを目的としています。
「an’QOL」とは何か?
このレーベルは、若手アーティストに対する仕事のマッチング支援と、彼ら自身の個性を引き出すプロデュースを行い、さらに日本から世界へと羽ばたく才能を育成することを目指しています。この理念は、特定非営利活動法人日本アーティスト協会の活動の一環として、10周年を迎える際に新たに設立されました。
レーベル名「an’QOL」は、「and」+「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」という考え方を掛け合わせてつくられました。アーティストとその関係者の生活の質を向上させることを目指しています。また、「アンコール」という名前には、再度の需要や注目を集めるアーティストを生み出したいという願いが込められています。
第一弾アーティストHONOKASI
新レーベルの第一弾アーティストとして、J-POPを基盤にしつつ、シューゲイザーやオルタナティブロック、ボカロ、アニソンなどの多彩な要素を取り入れた音楽を追求する2人組バンド「HONOKASI(ほのかし)」が選ばれました。彼らのデビュー曲「カワイイアノコ」は、すでに配信中であり、SNSを通じて活動を広めています。今後12ヶ月にわたって新曲のリリースを予定しており、1年目はオンラインで人気を得て、2年目以降はフェスやイベントへの出演を目指しています。
HONOKASIは、4月26日から始まる宮城ケーブルテレビのオープニング楽曲としても起用される予定です。また、FMラジオ番組のオープニング楽曲にも参加し、リアルな場での活動が期待されています。
レーベルの特徴
an’QOLの最大の特徴は、兼業アーティストの支援に特化している点です。メジャーデビュー経験をもつプロデューサーが、各アーティストの個性に合わせたプロジェクトを設計し、経済的な自立を促すサポートを行います。ここで重視されるのは、アーティストが自身の活動を継続し、成長し続けることです。
「an’QOL」の契約は1年単位で、アーティストとレーベルが対等なパートナーとしての関係を築き、互いに成果を見ながら契約更新を行います。これにより、アーティストたちは持続可能な活動を行うことが可能です。
今後の展望
an’QOLは音楽を超えてダンスやアートの分野でも兼業アーティストの発掘に注力していく方針です。「不器用でもやり切る気持ちがある」「素直に学び、進化したい」「生き方も表現にしたい」といった思いを持つアーティストを応援し、育てていくことで新たな才能を生み出すことを目指しています。また、企業やメディアと連携したアーティストの活用を積極的に行い、多様な才能を発信していくことを志しています。
日本アーティスト協会が主体となるこの新しいレーベル「an’QOL」は、音楽シーンに革新をもたらし、次世代のアーティストが自らの夢を追い続けるための大いなるバックボーンとなることが期待されています。今後の展開にぜひご注目ください。