おウチde俳句大賞
2025-06-03 12:42:04

第7回「おウチde俳句大賞」大賞作品決定!心温まる俳句の世界を楽しむ

2025年5月31日、東京の日比谷松本楼で第7回「おウチde俳句大賞」の贈呈式が行われました。このイベントでは、人気俳人の夏井いつきさんが選者として参加し、約15,000句の応募から選ばれた優れた俳句が発表されました。
おウチde俳句大賞は、読んだ瞬間に情景が広がり、心が温まる作品が揃っています。様々なテーマが用意され、「リビング」「台所」「寝室」「玄関」「風呂」「トイレ」という家庭内の場所を題材に、日常からインスピレーションを得た作品が集まりました。
夏井さんはこの大賞が創設された背景を語り、「家の中にも俳句のヒントがたくさんある。病気や介護で外出ができない方たちに向けて、家で楽しんでもらうために始めました」と話しました。今回は新たに高齢者向けの「毎日凸凹部門」を設け、多くの応募がありました。
その名の通り、「毎日凸凹部門」では、日常の中での喜びや悲しみ、生活の中のさまざまな出来事を詠む句が募集されました。高齢者やその周囲の方々の心情を表現した作品が数多く寄せられました。このように、多様な経験や感情を詠み込むことで、俳句の可能性を広めることを目指しています。
開会の挨拶では、夏井さんが「初めてこの場所に来たとき、目にしたネモフィラの花々が今でも鮮明に記憶に残っています。またここに集まることができたことを嬉しく思います」と述べ、会場は温かな雰囲気に包まれました。雨の中でも紫陽花や山百合が咲いており、それが新たな季語になることに思いを馳せました。
贈呈式では、選ばれた優秀賞作品が特別に披露されるとともに、参加者全員による投票で大賞が決定しました。このたび、リビング部門から大賞に選ばれたのは、家守らびすけさんの「母割りし窓を片付け終え、時雨」です。この作品について、夏井さんは「聞いているだけで心に響く内容でした。家庭の中の見えないドラマがたくさん含まれている」と感じ取ったようです。
各部門の受賞者たちの喜びの表情も非常に印象的でした。参加者の皆さんとの交流を通じて、俳句の楽しさが伝わり、全員が心を一つにできる瞬間がそこにはありました。
全受賞作品は公式サイトに掲載されており、後日「佳作」の発表も行われる予定です。授賞式の様子や受賞作品の詳細については、公式YouTubeチャンネルにてアーカイブが配信されているので、興味のある方はぜひご覧ください。
今後もおウチde俳句くらぶを通じて、家庭の中での美しい瞬間や感情を詠み上げていく取り組みが続いていくことを願っております。俳句を通じた温かなコミュニケーションが広がることを期待してやみません。


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