声優・津久井教生がALSを乗り越えて書いたエッセイ
Eテレで人気のキャラクター「ニャンちゅう」の声を30年以上担当してきた声優、津久井教生さんが、 ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病と闘う姿を描いたエッセイ『ALSと笑顔で生きる。声を失った声優の「工夫ファクトリー」』が4月27日に発売されました。
ALSとの闘い
2019年9月、津久井さんは突然の転倒によって体調に異変を感じ、検査の結果ALSとの診断を受けました。身体の機能が徐々に失われていく中、彼は絶望の中でも笑いを忘れず、家族や仲間たちの支えを受けながら、「できる限りの工夫」で生活を続けました。本書では、彼の闘病日記や体験談が一文字ずつ綴られており、介護のリアルな側面や彼が伝えたい「声の出し方指南」などが語られています。
妻・雅子さんの支え
津久井さんがALSという現実に向き合う中で、特に大きな支えとなったのが妻の雅子さんです。彼女の存在によって「声を失っても生きる」という価値観を持つようになった津久井さん。二人の会話には、困難な状況でも笑いを交えた温かいやりとりが溢れています。告知の際には「あなたって、こういう節目で派手な事やるよね」と笑い合い、強い絆が築かれています。
豪華な仲間たちの応援
本書には、ニャンちゅうの歴代お姉さんたちを含む彼の仲間たちからの温かいメッセージが語られています。津久井さんが語る、初代お姉さん・白石まるみさんとの思い出や、二代目お姉さん・古村比呂さんのALSに対する真摯な想いが詰まっています。アニメ「スクライド」での共演や映画『ONE PIECE FILM RED』監督の谷口悟朗さん、ルフィ役の田中真弓さんなど、多くの仲間たちからのエールが彼に送られています。
本書の内容
『ALSと笑顔で生きる』は、彼のリアルな闘病生活や思考が詰まった一冊です。手が動かなくなった津久井さんは、リハビリを通じて試行錯誤を繰り返し、なんとかコミュニケーションを取る手段を工夫しました。特に印象的なのは、彼が口に割り箸をくわえてキーボードを操作したエピソード。このような日常の工夫を通じて、彼は生きる力を見出し、今なお前向きな姿勢を保っています。
また、本書は全国の書店およびオンラインショップで販売されています。津久井さんの力強いメッセージは、多くの人々にとって希望の光となるでしょう。
まとめ
津久井教生さんの新刊『ALSと笑顔で生きる』は、ALSという病と向き合いながらも、笑顔を失わずに生きる力強い姿を伝えています。仲間や家族の支えを受けながら描かれるそのストーリーは、今の時代に勇気と希望を与えてくれるものです。このエッセイを通じて、彼の生きざまに触れてみてはいかがでしょうか。