フラワーアートの基本から応用まで学べる新刊書のご紹介

花束作りの魅力を学ぶ

近年、花束をプレゼントにする機会は増えてきています。しかし、ただ花を束ねるだけでは、心に残る素敵な花束は作れません。本書『技法別に学ぶ季節の花束作り基礎レッスン』は、花束作りの基礎から応用技術まで、ドイツ国家認定のフロリストマイスターである橋口学氏の理論に基づいた内容で構成されています。

花束とは？

花束は、色、形、そしてバランスといった要素が重要です。さながらアートのようなもので、デザイン性が求められます。この本では、花束の概論や日本の花材の選び方、器の種類についても紹介されています。この基本を理解することで、より一層魅力的な作品が作れるようになります。

内容の特徴

本書は、初心者が安心して学べるように詳細なハウツーを提供しています。具体的には、花材とその役割の解説から、選ぶ際のポイント、さらには技術的なテクニックの解説が網羅されています。それぞれの手順は、様々な視点から撮影された写真で分かりやすく示されています。

収録されている花束の例は、高さや形を変える工夫を凝らしたものまで多岐にわたり、例えば、高低差を持たせた構成の花束や、コンパクトでスタイリッシュなもの、空間と線の美しさを活かした花束など、実践的な作品が豊富に掲載されています。これにより、学ぶ側は視覚的な理解を深められます。

著者プロフィール

橋口学氏は、1993年から東京のフロリストでの経験を経て、ドイツに渡り、職業訓練校や花店での修行を通じて国家資格を取得しました。2006年の帰国後は、神奈川県で自身のフラワースクール『ハシグチアレンジメンツ』を開講し、全国各地でフラワーレッスンやデモンストレーションを行っています。著書も多く、フラワーアートの専門家として広く知られています。