知られざる校閲部の奮闘を描いた『くらべて、けみして』第2巻が発売！

続々登場！『くらべて、けみして校閲部の九重さん』第2巻

お待たせしました！お仕事コミック『くらべて、けみして校閲部の九重さん』の第2巻が本日発売されました。本作は“本の裏方”である校閲者たちの苦闘の日常を描き、多くの作家からも賞賛を受けた注目作です。

新潮社校閲部の全面協力を得て、文芸校閲者たちが直面する様々な問題や葛藤を、コミカルなタッチで描いています。第1巻の人気を受けた続編には、さらに充実したエピソードが満載です。特に、著者との険しいやり取りや差別表現に関する難題、編集者との確執といった、校閲部の裏側に迫るリアルな内容が魅力的です。

物語の核心

表現の自由か、差別への加担か。　そのテーマは、校閲者たちの没頭する深刻な問題提起を含んでいます。今回の巻では、校閲部の丹沢が受け取った一通の手紙が物語の発端となります。この手紙は、小説のゲラをチェックした社外校正者からのもので、LGBTQの観点から表現を改めるべきだという鋭い指摘が寄せられました。

この瞬間から、校閲者たちは自身の立ち位置を問い直すことになります。ゲラの向こうにいる編集者や作家との間に起こる緊張感、そして校閲者はどこまでクリエイターとしての責任を全うできるのか？

こいしゆうかの視点

この作品の著者であるこいしゆうかは、イラストレーターや漫画家、キャンプコーディネーターとして活躍しており、彼女の独自の視点が作品をより魅力的なものにしています。彼女は“女子キャンプ”の提唱者としても知られ、その経験を活かした親しみやすいキャラクターたちが読者を魅了します。代表作には『カメラはじめます！』や『私でもスパイスカレー作れました！』などがあります。

書籍データ

タイトル: くらべて、けみして校閲部の九重さん 2
著者名: こいしゆうか協力／新潮社校閲部
発売日: 2024年2月19日
造本: A5判ソフトカバー（144ページ）
定価: 1,320円（税込）
ISBN: 978-4-10-355392-2
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