池上彰の新刊
2025-02-17 11:49:00

池上彰監修・少女マンガ『お金のコンパス』新刊が登場!行動経済学を楽しむ方法

2019年からの普及が進む行動経済学。今、子供たちに向けたその魅力を伝える新たな試みが立ち上がりました。月刊誌「なかよし」で2023年3月号から連載され、多くの読者に感動を与えた『お金のコンパス』が、待望の第2弾を発表します。この一冊は、ただの漫画では終わりません。池上彰氏が監修を手掛け、子供たちに身近なお金の世界をわかりやすく、かつ楽しく解説しています。

新刊の内容と魅力


『お金のコンパス』の第2巻は、2025年2月17日に発売が決定。前巻では物の価値や流通の基礎について学ぶ内容でしたが、今回は「行動経済学」というやや難解なテーマに挑みます。経済と心理学を融合させたこの分野は、我々の日常生活に密接に関わっています。

行動経済学の基本的な原理を理解するための第一歩は、私たちが普段何気なく行っている選択や判断がどのように影響を受けるかを知ることです。たとえば、『お金のコンパス』では、主人公・真白が人気のカプセルトイに熱中する様子を通して、サンクコスト効果の概念をシンプルに説明します。サンクコスト効果とは、すでに投資したコストに囚われ、新たな選択を妨げる心理的傾向です。このように、知識を物語に組み込みながら、子供たちが自発的に経済の面白さを感じられるように工夫されています。

漫画と解説の融合


本書では、漫画だけでなく解説ページも充実。伊藤みんご氏の手がけた可愛くて親しみやすいイラストと、池上彰氏の監修による丁寧な解説が相まって、難しい内容もわかりやすく伝わります。巻末には、経済学の基礎知識だけでなく、日々の生活で役立つ情報が満載です。例えば、数字の効果や、選択の仕組みなど、漫画の中で疑問に思ったことが解決できる構成になっています。

誰にでも学べるお金の知識


「お金を学ぶことは、世界を知ることに繋がる」とのテーマのもと、子供たちにとっても、どの世代にとっても有益な情報が随所に散りばめられています。サンクコストやアンカリング効果といった心理的なトリックを知ることで、賢い消費行動を育むことができます。また、設定された章ごとに分かりやすい構成となっており、小さなお子さんでも楽しんで学べるよう配慮されています。

結論


『お金のコンパス』は、ただお金の使い方を教えるだけでなく、経済の仕組みやマネーリテラシーを身に付けるための重要なツールとして位置づけることができます。池上彰ファンはもちろん、教育者や保護者にとっても、その内容は必見です。

この機会に手に取って、自身の経済観を広げてみてはいかがでしょうか。新たな学びとともに、未来の賢い消費者を育てる一助となることを願っています。


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