クマの民俗誌発売
2026-08-17 10:48:29

人とクマの共生を探る新著『クマの民俗誌』が発表されました

人とクマの共生を探る新著『クマの民俗誌』が発表されました



2026年8月17日、株式会社河出書房新社が、民俗研究者・筒井功氏の新著『クマの民俗誌』を発売します。本書は、クマと人間との長い歴史を振り返り、特に最近のクマによる人的被害や市街地への出没が増加している現状を踏まえ、共生の可能性を見つめ直すものです。

北から南まで、日本にはヒグマとツキノワグマの二種が生息しています。特に北海道はヒグマ、西日本ではツキノワグマが主に見られ、九州ではかつてこのクマが生息していましたが、今は絶滅しています。2025年の秋には、これまでにないほどクマが人間の生活圏に侵入し、死亡者や負傷者が続出しました。これを受けて、本書は人とクマの関係を問い直すことを目指します。

筒井功氏の思い


著者の筒井氏は、クマとの出会いを避けるための明示的な解決策を提示するのではなく、歴史的な視点から人とクマの関係性を探求しています。彼が多くの取材とフィールドワークで明らかにしたことは、過去の狩猟文化やマタギの暮らし、その背後にある知識と記憶の重要性です。特に、絶滅の危機にある地域についての記録は、クマとの共生を考える上で貴重な視点を提供します。

本書の内容


『クマの民俗誌』は、次のような章立てで構成されています。第一章ではマタギの生活様式、第二章ではその移動と移住、そして第三章では具体的なクマの狩猟や被害の歴史が描かれています。また、クマの胆や絶滅地域に関する章も含まれ、クマとの関係が如何に変化してきたかを克明に記録しています。その中には、クマによる被害が増加した理由やその背景、さらには文化的な側面も取り上げられています。

共生の新たな視点


この新刊は、特に現在の日本社会におけるクマとの共生の在り方を問いかけます。クマとの不幸な出会いを避けるための知恵を、失いかけた記憶から蘇らせる試みとして非常に意義深いものです。それは単なる生存競争から脱却し、人間と自然が共に生きるための方法を再考するきっかけとなることでしょう。ここに収められた議論は、現代における多様な視点からの議論を促進し、民俗学の重要性を再認識させます。

発売日は2026年8月17日、税込定価は2,750円です。電子書籍版は9月以降の発売を予定しており、詳細は各ストアでの確認が推奨されています。興味ある方は是非、手に取ってその内容を確かめてみてください。私たちの社会に新たな視点をもたらす一冊になること間違いなしです。


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