沖縄芝居が復活
2025-09-29 14:40:05

横浜で復活する沖縄の大衆演劇、心温まる沖縄芝居を再上演!

戦後80年目を迎えた今年、横浜市鶴見公会堂にて「復活!横浜の沖縄芝居」が開催されることが決まりました。この特別な企画公演は、沖縄からの移住者たちによって育まれた沖縄文化を再び体験できる貴重な機会となります。

本公演では、国立劇場おきなわの芸術監督である金城真次が中心となり、沖縄から著名な舞踊家や演奏家たちを迎えています。更に、地元鶴見出身の名嘉ヨシ子や野原千鶴といった演者たちが共演し、観客に沖縄芝居の魅力を届けます。沖縄芝居は近年横浜では見られなかったため、この機会に足を運ぶ価値は非常に高いと言えるでしょう。

沖縄芝居の魅力の一つは、琉球王国時代から続く琉球文化の影響を色濃く受けた演劇である点です。宮廷で演じられていた古典音楽や舞踊、さらに演劇の要素を融合させた「組踊」に由来する大衆演劇として、庶民の生活や風俗を描いた「沖縄芝居」が誕生しました。その中でも特に人気のある演目である「泊阿嘉(とぅまいあーかー)」が上演されます。

この歌劇は、沖縄口(うちなーぐち)という沖縄の方言を用い、沖縄の古典音楽や民謡がふんだんに織り交ぜられています。特に、「泊阿嘉」の物語は、愛を描いた感動的なストーリーとして観客の心を捉えることでしょう。物語は、阿嘉の樽金が泊村の思鶴に一目惚れし、彼女との恋を育むも、遠方での仕事により引き離されてしまい、思鶴が病に倒れるというドラマチックな展開が待ち受けます。

この振り返りの中で、沖縄芝居は地域の人々にとって、戦時中にも楽しみを与え、心の拠り所として機能してきた歴史があります。戦後、横浜の沖縄出身者たちにとって、故郷を思い出させる大きな役割を果たしてきたのです。このような背景があるからこそ、沖縄芝居は単なるエンターテイメントではなく、感情を揺さぶり、心に深く響くアートなのでしょう。

公演概要は以下の通りです。公演日程は2025年12月7日(日)14:00開演(13:30開場)で、会場は横浜市鶴見公会堂です。演目には歌劇「泊阿嘉」他が含まれています。チケットの料金は全席指定で4,000円となり、現在は発売中です。チケットの申し込みは、電話もしくはウェブサイトから行えます。

この貴重な機会に是非、横浜で沖縄芝居の素晴らしさを体感してみてはいかがでしょうか。さまざまな魅力が詰まったプログラムは、多くの人々に新たな感動をもたらすことでしょう。地域の文化を再発見し、沖縄の心と出会う旅へ、あなたも足を運んでみてください。


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