黒田季菜子のエッセイ集『今は子育て三時間目』が本日発売!
2025年9月19日(金)、株式会社KADOKAWAから黒田季菜子の新たなエッセイ集『今は子育て三時間目』がリリースされました。この作品は、著者の子育てに関する独特の視点をユーモラスな筆致で描き出したもので、特に子育てに奮闘する親たちに共感を呼び起こす内容となっています。
子どもたちとの日常を描く
黒田は現在、10代の長男・長女と小学生の心疾患を抱える次女を育てる3児の母です。彼女のエッセイには、子どもたちとの日常や昔の思い出、さらには家族や実家の犬にまつわるエピソードが描かれています。彼女の作品は、子どもと共に過ごす毎日の中で感じる喜びや切なさ、懐かしさを優しく表現しており、多くの読者にとって共感できる内容となっています。
特に、エッセイ集のタイトルにある「三時間目」という表現が象徴的です。これは、学校の授業の時間を例えにし、子育ての現在の気持ちを表しています。一時間目のフレッシュさが無くなった今、四時間目の緊張感も持ちながら、ただただ子どもたちと未来のために時間が進むのを待っている様子がこのタイトルに凝縮されています。家族の中には医療用アクセサリーを持ち歩く末っ子もいて、育児は思いもよらぬ長い旅であることも示唆しています。
著者の成長とともに
黒田季菜子は、児童文学での創作活動を続けており、2025年には小川未明文学賞・大賞を受賞しました。この受賞は、彼女の文筆活動に対する大きな支持を意味してしく、それを受けたエッセイ集も非常に期待されています。受賞式が行われた新潟県上越市には非常に美しい景観が広がり、彼女にとって特別な思い出の地でもあります。そんな彼女の育児や生活に関する率直な想いが、読者に深い感動を与えることでしょう。
読者へのメッセージ
黒田はこのエッセイを通じて、日々の暮らしの中での幸せや思い出を語りかけています。彼女は、自らの過去や未来を見つめつつ、日々書き続けることが大切だと感じています。「三時間目」という言葉の期待が示すように、日常には時折非常に嬉しいこともあるでしょう。とはいえ、子育ては決して楽な道のりではなく、作者自身もこの旅を続けていく中でさまざまな体験を重ねています。
本書には、「うそシバ」「かき氷譚」「青空プール」など、多彩なエッセイが収められており、読者は彼女のユニークな視点を楽しむことができます。最終的には、彼女の日常をご一緒に楽しみ、これからの「三時間目」も共に歩んでいただければと願う気持ちが込められています。
書誌情報
『今は子育て三時間目』は、224ページの内容で、定価は1,650円(本体1,500円+税)です。KADOKAWAからのリリースには、電子書籍も同日配信される予定です。この機会にぜひ、黒田季菜子の世界観に触れてみてください!