新刊『おもっていることつたえてリケラ』がついに登場！ダイナソーキッズ最新作の魅力とは

ダイナソーキッズきもちのえほん第5弾！

株式会社Gakkenから、2025年3月6日（木）に発売される新刊『おもっていることつたえてリケラ』が注目を集めています。この絵本は「ダイナソーキッズきもちのえほん」シリーズの第5弾で、著者は「ぴよちゃんのえほん」で知られるいりやまさとし氏です。

物語の主人公はトリケラトプスのリケラ

この作品の主人公、トリケラトプスの女の子リケラは声が小さく、ちょっとシャイな性格です。リケラを含む恐竜たちは、色々な「きもち」を感じながら成長していく様子が描かれています。これまでのシリーズで取り上げられた個性的な恐竜たち、パフ、プテラ、ラノ、テゴとそして今回のリケラが織りなすストーリーは、幼い読者にとって感情の理解を助ける素晴らしい内容になります。

物語のあらすじ

リケラは友達と一緒に肝試しに挑戦することになりますが、心の中では恐怖心を抱いています。しかし、自分の気持ちをうまく伝えられず、仲間に流されて遊びに参加することに…。この経験を通じて、彼女は自分の意見を伝える大切さを学ぶ過程が描かれています。

リケラと遊び友だち

ほんとうの気持ちを伝えることの重要性

リケラの葛藤は、多くの子どもたちが共感できるものです。友達に嫌われるのが怖くて、自分の気持ちを隠してしまうこと、あるいは、仲間はずれになることを恐れてしまうことなど、リアルな感情が詰まっています。この絵本は、ただ「伝える」ことの重要性だけでなく、友達の意見を尊重することも教えてくれます。リーダー的存在のアンキロサウルスのアンキが周囲に配慮不足の行動をすることも描かれており、子どもたちにとって多くの学びが待っています。

巻末企画ページでの問いかけ

本書シリーズには、非認知能力を育む工夫がなされており、各巻の巻末には吉永安里教授監修の「おうちの方へ」というページがあります。これは子どもたちの理解を深めるための問いかけ例が含まれており、親子での読書体験をより豊かにしてくれます。絵本の中でのリケラの成長を一緒に考えることで、親も子もともに感情を理解する機会になります。