内田涼の個展「Tide pool」、表参道で開催
2026年5月1日(金)から6月6日(土)まで、表参道のアザワイズギャラリーにて美術作家・内田涼の個展「Tide pool」が開催されます。この展覧会は、2024年に同ギャラリーで行われた内田の前回の展示から進化したもので、彼が最近取り組んでいる偶然や変化を受け入れた作品群が中心となっています。
内田は常に画面に現れる色や形に対し、特定の意味やイメージに縛られることを避け、自由な表現を目指してきました。最近ではより一層、偶然が生む新しい要素を取り入れるスタイルへとシフト。この結果、彼の作品はよりダイナミックであり、記号的な要素が多様に展開されています。
「Tide pool」——小さな生態系のメタファー
本展のタイトルである「Tide pool」は、海の満ち引きによって岩場にできる小さな水たまりを指しています。この空間には、異なる環境から集まったさまざまな生命が共存する様子が描かれており、明確に何が存在しているかわからない曖昧さが魅力です。この概念は、内田が子供の頃の海岸の記憶とも深く結びついています。彼にとって、この潮だまりは、作品制作における重要なインスピレーションの一つです。
内田は、キャンバスに水と絵具を流し込む行為によって、波のように繰り返される形と関係性を生み出しています。描く行為自体が、描かれるものと主体の境界を曖昧にさせ、常に変化していく様子は、彼の制作理念を表現しています。彼の作品は、完成したものとしてではなく、関係性が生まれ続ける過程としての絵画を提示しています。
本展では、内田が過去に出展した際の経験を踏まえ、気づきと発見の瞬間が形をなしていく様子を鑑賞者に届けます。展示される作品は、偶然の重なりといった内田独自の制作過程を反映した新作群です。
展覧会詳細
- - 展覧会名: 内田涼個展「Tide pool」
- - 会期: 2026年5月1日(金) 〜 6月6日(土)
- - オープニングレセプション: 5月1日(金) 18:00〜20:00
- - 作家在廊日: 5月1日(金)、2日(土)
- - 会場: アザワイズギャラリー
〒107-0062 東京都港区南青山5-7-17 小原流会館B1F
内田涼は、静岡県出身で、2015年に武蔵野美術大学油絵学科を卒業。彼の作品は、偶然性と表現の関係性に焦点を当てており、近年では国内外の展覧会に精力的に参加しています。また、彼の創作における実践が、どのように自身の記憶や体験に影響を受けているのかを、展覧会を通じて体験できることでしょう。ぜひこの機会に、内田涼の新たな世界に触れてみてください。