返還映画コレクション
2026-07-09 19:20:25

国立映画アーカイブで「返還映画コレクション」4回目が開催決定!

国立映画アーカイブ上映企画「返還映画コレクション(4)」のご案内



国立映画アーカイブでは、2023年度から3年間にわたって継続してきた「返還映画コレクション」の第4弾として、2026年8月4日から「返還映画コレクション(4)——文化・ニュース・漫画映画篇」を映像文化製作者連盟と共同で開催します。

この企画では、約1,400本におよぶ戦前・戦中期の日本映画の可燃性フィルム群がアメリカ議会図書館から返還されたことを受け、それらを利用した信じられないほどの内容の上映が実現します。具体的には、1967年から1984年にかけて段階的に返還されたフィルムの中から、文化的、社会的、歴史的な価値をもった作品、そして戦意を高揚させる目的で制作された文化映画、ニュース映画、漫画映画が含まれています。

「返還映画」とは?


「返還映画」とは、アメリカ議会図書館が長年保管していた戦前から戦中にかけての日本映画のフィルム群の中で、日本に戻された作品のことです。これらのフィルムは自主上映が禁止されていた劇映画や文化映画、ニュース映画、さらには漫画映画(アニメーション映画)も含まれており、日本映画の歴史においても特異な位置づけを持っています。このような歴史的文脈から生まれた映画を一堂に集め、国立映画アーカイブの基盤をつくった貴重なコレクションとして成り立っています。

本特集の見どころ


特に注目すべきは、1930年代から1940年代の文化・ニュース・漫画映画をテーマ別に編成した内容です。具体的には、地域ごとの設定や、歴史的事象、イデオロギーに基づいた作品が多数展示されており、その記録としての歴史的価値は計り知れません。
作品群の中から、『土に生きる』『赤道越えて』『マー坊の少年航空兵』のような名作が並ぶ予定です。

戦争と映画の関わり


映画は、特に満洲事変から始まる一連の戦争の中で、日本社会の空気を反映し、軍事色の強まった内容が展開されました。文化映画やニュース映画は、思想戦の手段としても用いられ、時代と共にその表現方法も洗練されていきました。この機会に、戦時下の映像で描かれた言語の変遷を深く体験してみることをお勧めします。

上映される作品について


特集においては「返還映画」とされている作品を中心に展示すると同時に、上映機会が少ない貴重な作品も選ばれています。例えば『國防全線八千粁』や『マレー沖海戰』など、戦前・戦中期に制作され、現在ではなかなか見ることができない作品が数多く登場します。

深い理解を得る機会


上映を通じて、単に作品を観るだけでなく、当時の歴史的背景や社会情勢についての理解を深めるための講演会も開催されます。親しみやすい形式で、映画とその歴史的文脈を一緒に学ぶことができる大変貴重な機会です。

開催概要


  • - 企画名:返還映画コレクション(4)——文化・ニュース・漫画映画篇
  • - 会期:2026年8月4日(火)から9月6日(日)
  • - 会場:国立映画アーカイブ小ホール(地下1階)
  • - 主催:国立映画アーカイブ、映像文化製作者連盟
  • - 協力:国立公文書館アジア歴史資料センター

この貴重な企画を通じて、日本映画の歴史的側面をしっかりと味わい、あの時代を知るための扉を開いてみてはいかがでしょうか。お楽しみに!


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

関連リンク

サードペディア百科事典: 国立映画アーカイブ 返還映画 文化映画

トピックス(映画)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。