児童福祉文化賞に選ばれた感動のノンフィクション
株式会社Gakkenから発行された児童書『もしも明日、ぼくの足がなくなったら』が、こども家庭庁主催の令和8年度「児童福祉文化賞推薦作品」に選ばれました。この作品は、様々な理由で足を失った5人の人生を描いたノンフィクションで、彼らのリアルな声を通じて障がいについての理解を深めることを目的としています。
『もしも明日、ぼくの足がなくなったら』の意義
本書では、足を失った当事者へのインタビューをもとに、彼らがどのように日常生活を送っているのかを描き出しています。足を失ったことによる葛藤や喪失感、さらには再生への希望が彼らの言葉から語られています。著者の舟崎泉美さんは、自身もインタビューを通じて障がい者に寄り添い、彼らから多くのことを学んだと語っています。
受賞に寄せる著者の思い
舟崎さんは受賞の際、「この作品を通じて、足を失った方々のリアルな体験を子どもたちに届けたい」とコメントしました。また、彼女は取材を通じて助ける側と助けられる側の関係は一方向ではなく、互いに支え合うことで成り立っていると強く感じたと述べました。
特色ある5人の物語
本書には、さまざまな背景を持つ5人へのインタビューが含まれています。彼らの個々のストーリーは、単なる悲劇ではなく、それぞれがどのように日常生活を再構築していったのかを描いています。例えば、中学2年生で骨肉腫を患い足を失ったみなみさんは、リハビリを経て再びスポーツに挑戦し、「走れる」という自信を得ました。
また、生後9か月で右足を切断した柚稀くんは、義足を「自分の財産」と捉えており、自らの経験を講演会で発信したいという夢を抱えています。さらに、16歳での事故で両足を失ったsakiさんや、事故で膝下を切断したケイさんの体験は、子どもたちにとって大きな学びの材料になるでしょう。
子どもたちに寄り添う作品
本書は小学校4~6年生向けに構成されており、子どもたちにも理解しやすい内容が盛り込まれています。イラストを用いた義足の解説もあり、視覚的にも楽しめるよう工夫されています。足を失った人々の思いや日常を知ることで、読者は障がいについて考えるきっかけを得ることができます。
購入方法
『もしも明日、ぼくの足がなくなったら』は、Amazonや楽天ブックスなどで購入可能です。書籍は2025年2月3日に発売され、価格は1,430円(税込)です。興味のある方はぜひ、手に取ってみてください。
この本を通じて、子どもたちが障がい者のリアルな世界に触れ、理解を深める機会となることを願っています。