新感覚リーディングライブ
2025-12-03 18:38:28

朗読と生演奏で紡がれる異世界の物語「メタファー:リファンタジオ」レポート

朗読と演奏、舞踊の融合した新感覚ステージに迫る



2025年11月15日、16日の2日間、KAAT神奈川芸術劇場において、株式会社HIKEが主催する「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」が上演されました。この作品は、昨年に「日本ゲーム大賞2025」の年間作品部門 大賞を受賞したRPGゲーム『メタファー:リファンタジオ』を原作とし、朗読、生演奏、舞踊という多様な表現形態を通して、観客に新しいリーディングエンターテインメントを提供しました。

公演初日の模様をお届けします。

多彩なキャストと演奏陣



主要キャストには、主人公ウィル役の花江夏樹さんをはじめ、ガリカ役の諸星すみれさん、ストロール役の小野賢章さん、ヒュルケンベルグ役の早見沙織さん、グライアス役の稲田 徹さんといった豪華な声優陣が揃いました。また、ヴァイオリンのAyasaさん、チェロの髙月 怜さん、サックスの中村有里さん、ピアノの紅維流星さんによる生演奏も加わり、魅力的なサウンドスケープを作り出しました。

舞踊には、岡本優さんが振付を担当し、ダンサーの岡﨑彩音さんと垣花克輝さんが登場。彼らの身体表現によって、さらに立体的な演出が施されました。

幻想的な舞台の演出



開演前、紗幕にはアカデメイアの景色が映し出され、頭上から降り注ぐスポットライトやスモークが場内に緊張感をもたらしました。観客はまるで主人公ウィルが「幻想小説」の世界に迷い込んだかのような、不思議な感覚を味わいました。

物語は、ウィルが幼馴染の王子を救うために王都へ潜入するという序章から始まります。原作のストーリーを軸にしつつも、グライアスを中心に新たなエピソードが展開され、ゲームファンのみならず初めての観客にも楽しめる内容となっています。

魅惑的な声優陣のパフォーマンス



朗読劇の魅力は、生の掛け合いにあります。特に、ウィルとガリカの関係性が描かれる場面は軽快で、花江さんと諸星さんの間に息づく会話が、観客にキャラクターの深さと温かさを伝えました。ウィルの頼もしさとガリカの優しさが、声を通じて生き生きと表現され、観客の心をつかんで離しません。

また、ウィルが出会う貴族のストロールを演じる小野さんは、その正義感あふれる姿勢を全身から発散し、貴族ならではの存在感を魅せつけました。彼の衣裳も朗読劇ならではの楽しみを提供し、視覚的にも満足感が得られます。

音楽と映像による没入感



音楽へのこだわりは特筆すべきもので、本作では「この世に初めて生まれた魔法は、音楽」というセリフが象徴的に使われています。生演奏の美しい音色が劇場に響き渡り、緊張感が高まりました。戦闘時にはゲームのサウンドエフェクトが組み合わされ、まるでゲームの中にいるかのような臨場感が生まれます。

映像演出も印象的で、ガリカの動きやバトルの演出が紗幕に映し出されることで、観客は一層没入させられる体験をしました。特に、怪物ニンゲンが登場するシーンは、その恐怖感がダイレクトに伝わり、観客の心を捉えました。

まとめ



「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」は朗読と生演奏、舞踊が織りなす新感覚のエンターテインメントで、全体を通じて一つの世界を立体的に表現することに成功しています。舞台の迫力とゲームの魅力を融合させたこの公演は、観客にとって忘れがたいひとときとなりました。

この素晴らしいステージを見逃した方には、公演パンフレットや関連グッズも登場しているので、ぜひチェックしてみてください。公式サイトでは詳細な情報が告知されていますので、興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

関連リンク

サードペディア百科事典: HIKE メタファー リファンタジオ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。