伍代夏子氏と避難
2025-09-16 18:38:01

伍代夏子氏が獣医師大会でペット同室避難の重要性を強調

伍代夏子氏が獣医師大会で同室避難の重要性をアピール



2025年9月7日、山梨県にて開催された「関東・東京合同地区獣医師大会」の災害動物支援セクションにおいて、歌手の伍代夏子氏が基調講演を行いました。彼女は自身が推進する「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」を通じて、ペットと飼い主が安心して同じ室内で避難できる社会の実現を目指していることを強調しました。

「同室避難が当たり前になる世の中へ」



伍代氏は、プロジェクトを立ち上げるきっかけとなった体験を語りました。彼女は東日本大震災の際、避難所に犬と一緒に入れないために外で過ごさざるを得ない若い女性を見かけ、この状況を変えたいと強く感じたと述べました。彼女は、「ペットと一緒に避難できる状況が当たり前になってほしい」との思いでこの活動を始めたと話しました。

また、彼女は、石川県での避難支援の取り組みも紹介。獣医師などが連携してペットの一時預かりを行うことで、安心して避難できる環境を整えている実績を強調しました。「避難所にペットを受け入れている市町村は増えてきているが、まだまだ十分ではない」と指摘し、飼い主の事前準備も必要だと謳いました。

獣医師との連携の大切さ



伍代氏は、「災害時にペットを診てもらえることは本当にありがたい」とし、獣医師に対して「お忙しい中でも、飼い主がどう対応すればよいかアドバイスをいただければ嬉しい。」とお願いをしました。この呼びかけは、多くの獣医師たちに強いメッセージとなりました。

クロストークセッションでの活発な議論



大会では、基調講演の後にクロストークセッションも行われました。山梨県獣医師会の副会長、浅山光一氏が避難所に関するアンケート結果を発表し、「ペットと避難できる避難所が増えているものの、人口密集地域ではスペースの確保が課題となっている」と語りました。

群馬県の事例も紹介され、獣医師たちが防災訓練に参加し、動物救護の重要性を訴える取り組みが報告されました。平井潤子氏は、獣医師との連携の重要性を強調し、自治体が動物に関する知識を持たない場合、獣医師がその専門知識を提供することが求められるとしました。

まとめと今後の展望



このようなやり取りを通じ、伍代氏は「皆さんが情報を発信してくださることが非常に大切です」と獣医師たちに対して強い期待を寄せました。彼女は「有事の際、獣医師の支援があれば安心感が生まれる」と述べ、今後もペットと飼い主が共に避難できる社会作りに向けて皆が協力していくことを願いました。

この大会は、飼い主の意識を高め、災害時におけるペットの安全を確保するための重要な一歩となりました。今後もこのような取り組みが広がり、ペットと人が共に安全に暮らせる社会が実現することを期待しています。


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